見出し画像

彼等は歩みを止めることなく、「その先」を目指し続ける―BUCK-TICK 2022 "THE PARADE" ~35th anniversary~ HIGH SIDE

はじめに


こんにちは、せつなです。
本日も2022年9月23日・24日の2日間にわたって横浜アリーナで開催されたBUCK-TICKのデビュー35周年記念のアニバーサリーコンサート『THE PARADE ~35th anniversary~』について書いていきます。

前回更新した記事では初日の『FLY SIDE』について書きましたので、今回は二日目の『HIGH SIDE』について感想を語っていきたいと思います。


前回の記事はこちら☟



ちなみに、初日二日目と通しで演奏された楽曲に関しては『FLY SIDE』編にまとめようと思います。
ただ印象に残ったパフォーマンスなどがあればこちらにも書くつもりです。

ではただいまより『HIGH SIDE』感想編、始めていきます。



この先、コンサートのセトリ、演出などのネタバレがありますのでご注意ください。



ライブレポ前にちょっと小話


ということで本編の感想に入る前にすこーし小話を。

このコンサートが開催された9月23日・24日は台風が本州に近づいていたタイミングで。
特に雨が酷かった初日の晩から2日目のお昼までは新幹線が完全にストップしてしまってました。幸い私の乗る予定だった新幹線は行きも帰りも無事動いてくれたので良かったのですが…。

自然災害もそうですし、交通機関の乱れもなかなか予想できるものじゃないので難しいですよね。
まず会場までたどり着けるのか?コンサートは開催されるのか?そして無事に家に帰り着くことはできるのか?とコンサートとはまた別の方向でもドキドキしっぱなしの遠征でしたw


ではでは、小話はこの辺りにしてそろそろコンサート本編の感想を書いていきます。


『HIGH SIDE』-本編-


初日とはまた違ったセットリストらしい、とは聞いていたのですが果たしてどこを変えてくるんだろう?とわくわくどきどきだった開演前。
ただ初日の完成度があまりにも高かったこともあり、大筋は変わらないのかな…などと思っていました。

いやー、またしても私はBUCK-TICKを甘く見ていましたね。


『THEME OF B-T』でメンバーがステージに現れた後、始まったのは『エリーゼのために』
一曲目から初日とは違うセトリでめちゃくちゃテンション上がりました。エリーゼほんとかっこいい。


『TightRope』

綱を渡るマイムをするあっちゃんが美しすぎた。
3年ほど前に『ロクス・ソルスの獣たち』でも披露されていたけど、その時よりさらに洗練された印象。
あの頃よりあっちゃんの表現力がパワーアップしているのをまざまざと感じました。
これはメンバー全員に言えることですが、長い間バンドとして活動してきた中で常に最高のパフォーマンスを更新し続けているのって凄くないですか!?やっぱりBUCK-TICKは今が一番カッコいいんですよ…。


『見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ』

イントロのギターフレーズを聴いた瞬間震えた。
ずっとコンサートで聴きたいと思ってたからとても嬉しかったです。感無量。
ただ、ひたすらリズムに乗っていてステージをほとんど見てないやつだった…映像出たら細かいところちゃんと見たい…ということでWOWOWの放送を心待ちにしております。
(当日は席がアリーナのド上手だったのでコンサート中は双眼鏡必須でした)(でも激しめの曲の時って双眼鏡捨て置いちゃうから…などと)


『MOONLIGHT ESCAPE』

あっちゃんの伸びやかで力強い歌声に圧倒された。
今回は特に安定感があって、この曲の物語により深く没入できる感じがしたなあ。


『ダンス天国』

ひたすら盛り上がれる曲でめちゃくちゃ楽しかった~!
この辺りのセトリは初日に比べてアップテンポめの曲がかたまってたのでテンション上がりました。


『BOY Septem peccaata mortalia』

久しぶりのBOY!
この曲も勢いがあってとても好き。最高だった…。
間奏であっちゃんが四つん這いになって猫ちゃんの真似してたのは幻覚でしょうか(などど)(下手側でやってたのでほとんど見えなかった)


この先『相変わらずの~』から『Go-Go B-T TRAIN』までは同じ流れ。
特に印象に残ったところを何点か。

『ゲルニカの夜』でスツールに腰掛けるあっちゃん。
ボトムスのスリットからおみ足がチラチラ見えるんですが…。
そういう曲じゃねえ…と思いつつ見てしまうのがもう、ね…。
(まったく同じことを『No.0』の武道館公演で言った記憶)

『さよならシェルター』で仮面を手に取って歌うあっちゃん。
上手に来て投げキッス振りまいてくれたよ…。

『Go-Go B-T TRAIN』の時、タンバリンをお尻で鳴らすあっちゃんがかわいすぎて。


『ROMANCE』

燭台を持って歌うあっちゃんの麗しいお姿。
炎の演出も相まって、より重厚な世界観を感じられました。



『HIGH SIDE』-アンコール-


『ANGELIC CONVERSATION(2022MIX)』

イントロが壮大なイメージを湧き立たせるようなアレンジになってとても良かったです。
後ろに映し出されたステンドグラスの映像がめちゃくちゃ美しかった。

サビ前のあっちゃんのハイトーンボイスに酔いしれてました。透き通った綺麗な声…。


『HEAVEN』

こちらも『ロクス・ソルス~』ぶりにコンサートで聴きました。
全てを優しく包み込んでくれるような曲。
BUCK-TICKの曲の中でも大好きなもののひとつです。今回聴けてよかったなあ。


『忘却』

イントロ~Aメロのベースラインが本当に心に沁みる…。
サビの照明も幻想的で曲の世界に惹き込まれました。


その後の『夢見る宇宙』で今井さんがアリーナ上手の客席にかなり近いところまで来てくれて、目の前できらきら星を弾いてくれたのがとても嬉しかった。

初日のレポにも書きましたが、自分が一度BUCK-TICKに触れた時の楽曲は特に思い入れが強いです。
そしてこの『夢見る宇宙』という曲は特別なタイミングで聴くことが多い気がしていて。
例えば初めてBUCK-TICKのコンサートを見た時とか、あっちゃんのご病気からの復帰公演(『No.0』の武道館公演)とか、印象に残っているものばっかり。
その思い出が現在のコンサートの情景とオーバーラップして、胸がいっぱいになりました。


『鼓動(2022MIX)』

改めて思いますがこの曲は歌詞が素晴らしいですね。
特にBメロの一節が好きです。
『生きていたいと思う 愛されてるなら』ってあっちゃんが言ってくれるなら私はいくらでも愛を捧げますよ…。



おわりに


さて、ここまで二回に分けて『THE PARADE ~35th anniversary~』の感想を書いてきました。

35周年の幕開けを飾るアニバーサリーコンサートということで、どんなコンサートになるのだろうと期待していた今回の横アリ公演。
本当に、凄まじいものを見せていただきました。

圧倒的なスケール感、痛いほど伝わるメッセージ、そしてBUCK-TICKというバンドが常に見据える”未来”がはっきりと感じられるコンサートだったと思います。

そう、彼等は常に「その先」を見ているのです。
35年もの間バンドを続けてきたうえで、さらに次のステージを目指そうとしている。
その姿勢がとても頼もしく映りました。


今秋からはベスト盤を引っ提げた全国ツアーが始まり、年末の武道館公演、そして来春にはニューアルバム発売予定…とこれからも歩みを止めることはないBUCK-TICK。
(2日目のMCであっちゃんが「アニィとユータは明日からツアーのリハーサルうに入ってもらいます。今井さんとヒデには新曲をつくってもらいます。私は寝ます笑」と冗談交じりに言ってましたねw)



これまでも、そしてこれからも続いていくパレード。
私もそのパレードの後ろをどこまでもついていけたらいいな…と思います。


ここまでお読みいただきありがとうございました。



P.S.この記事はコンサートが終わって少し経ってから執筆しているため、記憶がめちゃくちゃあいまいです。
WOWOWの放映が待ち遠しすぎる…!もっと細かいところちゃんと見たいのだよ。
WOWOWの映像が出たら、あっちゃんのパフォーマンス主体の感想記事を上げるかもです。(などと)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?