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クラリネットの恩師

高校からクラリネットを本格的に習い始めて、今までに何人かのクラリネットの師匠と出会いました。どの先生も今の私のクラリネット人生を支えてくださっている素晴らしい先生方です。

その中のお一人  元 大阪フィルハーモニっくのクラリネット奏者で、
大阪音楽大学でも教えてくださっていた 恩師 宮本淳一朗先生 が今日7月31日の夕方お亡くなりになられたと連絡が入りました。

心からご冥福をお祈りいたします。

そして先生との思い出を書いて お届けしたい。そんな思いにかられ
ブログを書いています。

先生からレッスンを受けたのは 学生の頃ではなく
卒業してオーケストラの勉強をし始めてから、

先生のレッスンは リズムに関して、楽譜の読み方 
それまでは そこまでリズムを意識していなかった訳ではないのだけれど、

徹底して楽譜を見てリズムを感じるというレッスン
そのおかげで 楽譜を見て どう考えていけばいいのか
今の私の基本になっています。

オケマンだった先生から ご自身が使っていた楽譜を頂いたり、
作曲家によって同じフォルテでも違う表現方法なんだと
作品によって 楽器のタルを変える リガチャーをわざと逆にしてみる
など  職人さんのように オーケストラで必要なことを教えて頂きました。

自分が持っている技術を全て教えたい そんな思い溢れる恩師でした。

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今だから言えるのですが
レッスンの時間 も レッスン代に合わないんじゃないのか????
私が心配するほど 

大学で教えておられた先生で、オーケストラの第一線で活躍されておられた先生の レッスン代ではないと  何度もお聞きするのですが
本当はいらないんだけどね。それじゃ 気を使うだろ?!って
だからそれでいいよって 

そんな先生なかなかおられません。

当時は私も卒業していたので学生でもないのに
本当に ここまでというくらい教えてくださる先生でした。

猫が大好きで、時計が好き
腕時計を買うのが趣味と言われて
いつも 嬉しそうに時計を見せてくださっていたなぁ。

レッスンの後 言われていた
『 月を見ると 自分の悩みなんて小さいな って思うんだよね!』

そんな会話を思い出しました。

先生の笑顔が 目に浮かびます。
先生ありがとうございました。




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