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建売住宅の床の穴と配管周りを塞いで寒さと虫対策した

僕の家は2020年築の建売住宅なのですが、以前床下に潜ってたときに配管周りに謎の穴が空いていたり、配管周りに隙間があってそこから空気が入り放題だったことが判明しました。

今回は床下の配管周りを塞ぐ「断熱気密DIY」をしたので、紹介します。

※発泡ウレタンスプレーは取り扱いに注意が必要で取り扱いを間違うと危険です。缶に記載されている注意書きはすべて読むことをおすすめします。

誤って開けた穴を塞ぐ

キッチンの床下には直径2cmくらいの穴が2本あいていました。おそらく上水道の配管を通すために開けた穴の位置が間違っていて、それを補修せずに放置していたのだと思います。

キッチンに空いていた穴(リカバリ後)

洗面台の下には、排水管を通すための穴と思われる、直径5cmくらいの大きな穴が空いていました。これもおそらく穴あけの位置を間違えて、それを補修せずに放置していたのだと思います。

洗面台下に空いていた穴(リカバリ後)

リカバリ前に写真をとっていなかったのでリカバリ後の写真を載せています。

床下から補修

まずは床下から発泡ウレタンスプレーを穴の中に噴射しました。

※本来は床上から穴部分に当て木のようなものを止めて、その後に床下から発泡ウレタンを吹くほうが望ましいようです

穴の部分は断熱と気密の両方が欠損しているので、断熱効果と気密効果両方の効果が見込める発泡ウレタンを使いました。

キッチン下の穴を塞いだ
洗面台の下(一番左が穴を塞いだあと)

コツを掴むまではかなり難しく、ぼとぼとと下に落ちてくるかもしれません。コツは、一気に大量に吹き付けすぎず、側面などにしっかりとくっつけるように意識することだと思います。

床上からリカバリ

洗面台もキッチンも、メンテナンス用に配管部分のカバーが外れるようになっていました。それを外して配管の付け根を見てみます。

洗面台の穴
キッチンの穴

床下から発泡ウレタンを入れたとはいえ、換気扇をつけると空気の流入が確認できました。おそらく断熱材自体がしっかりと取り付けされていないことと、断熱材の縁にも隙間があるためそこから空気が流入しているのだと思います。

これを改善するために、気密テープで塞ぎます。

キッチンに空いていた穴(リカバリ後)
洗面台下に空いていた穴(リカバリ後)

※本来は床上から穴部分に当て木のようなものを止めて、その後に床下から発泡ウレタンを吹くほうが望ましいようです。このリカバリは良い例ではないです

配管周りの隙間を塞ぐ

配管周りは、配管よりも少し大きめの穴あけをされていますがその周りはそのまま隙間になっていました。

キッチンの上水道管隙間(赤がお湯で青が水)
キッチンの下水道管隙間
トイレの上水道管(青)と下水道管(グレー)の隙間

この隙間部分に発泡ウレタンスプレーのノズルを奥まで差し込んで噴出します。

洗面台の配管リカバリ後
キッチンの配管リカバリ後(青い方は隙間があるのでリカバリ不十分)
トイレの配管リカバリ後

コツは一箇所に集中して噴出せず、少しずつ全周にまんべんなく噴出するようにすることです。そうすることで隙間ができにくくなり、下に垂れてきにくくなります。

2枚目写真の青い方の配管は隙間が残っているのでリカバリが不十分な例です。こうならないように一箇所だけに噴出せずに周りをまんべんなく吹いていくのが良いです。

キッチンと洗面台の配管については床上側でも隙間が密閉されていなかったので気密テープで埋めました。

洗面器下水道管の周りに気密テープ
キッチン下水道管周りに気密テープ

リカバリの効果

キッチンや洗面台でいままでは明らかに足元から冷たい空気が流れている感覚がありましたが、これがなくなりました。足の冷たさが軽減されています。

洗面所でも足元を冷気が「流れる」間隔が軽減されたように思います。

感想

発泡ウレタンスプレーの取り扱いの難しさを感じました。最初は勢いよく吹きすぎて、思った以上にはみ出てきて下にどんどんたれてしまいました。

慣れないうちは少しずつゆっくりと使用していくほうが失敗しにくい気がします。

床の穴からの気流がなくなったことで水回りの足元の冷たさが軽減されたように思います。

床の穴から虫が入ってくる可能性もありましたが、それを塞いだことで安心感も増えました。

一度床上から配管周りを確認してみて隙間風が気になるようだったり、間違って開けたような穴が見られるようでしたらこのリカバリはおすすめです。


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