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STAY KOBE《17》黄昏のメリケンパーク

街と人の絵を描くイラスト作家・こもりあやみが「色々あって神戸に住むのは難しいけど、それでも時間さえあれば神戸を歩きたい」という気持ちで始めたnoteマガジン「STAY KOBE」です。神戸にいる人、神戸にいた人、神戸に行きたいけど行けない人に「今の神戸」をお届けします。(不定期更新)

いきなり猛暑がやってきたかと思えば今度は雨続きの7月です。
「夏の間は更新をゆっくりにする」と言ったものの、ほんとに出かけられる日がなくて困ってます。前回の記事で体調を気遣ってくださった皆様ありがとうございました。あの後、幻のはちみつ焼きが夢に出てきました。昼寝前にホットケーキ食べたからだな。

さて、今回は元町駅から歩いてメリケンパークに向かいます。18時半でこの明るさ。

今回が初めての夕方撮影
賑わう南京町

メリケンロードを歩いて国道2号線へ。
メリケン波止場前交差点のあたりです。

税関の建物がそれっぽさを出してますね。

入口に着きました。右がホテルオークラです。

「メリケン」は元々アメリカンの発音が由来で、なぜここがメリケンパークなのかというと明治初期にアメリカ領事館があったからだそうなのです。

これが有名なオブジェのフィッシュダンス。安藤忠雄氏の監修だったことを初めて知りました。(デザインはアメリカの建築家の方らしい)

突然ですが問題です。
これは何の魚でしょう?

A 鮭(さけ)
B 鯉(こい)
C 鱒(ます)

……

……

……


正解はBの鯉でした。
そう、鯉なんですよ。鯉川の川尻に同じ名前の施設があったからだそうです。鯉川筋とメリケンロードとフィッシュダンスは一本の線で繋がってたんですねえ。
山と海、両方ある神戸ならではの街設計。

広場にやってきました

神戸港震災メモリアルパーク。
ちゃんと見に来たのは初めてかも。

裏側はこんな風になってるんですね。神戸港の復興の歴史を展示してます。

水と戯れる子どもたち。

暗くなってきました。「黄昏時(たそがれどき)」と言っていい時間でしょう。
右からホテルオークラ、神戸海洋博物館、ポートタワー、そしてスターバックス。

「BE KOBE」モニュメントはウクライナカラーに染まってます。
驚いたのは、外国の人が思ったよりたくさんいること。東南アジアあたりかな?モニュメントに寄り添って代わる代わる写真を撮ってました。

ハーバーランドの方に歩いていきます。

今回、一番心を打った景色。
ぬるい潮風とあいまって泣きそうになりました。
何かあったわけでもないのに。

赤いシンボルのポートタワーは改修のためお休み中。
白いカバーで覆われてます。
ところどころ鉄の足場が見えるのは先日の強風でカバーが一部剥がれたからみたいです(あらら……)
数日後にはまたカバーが掛けられてました。
こないだプロジェクションマッピングの第一弾があったらしくて、工事中も楽しませてくれるところが今っぽい感じがしますよね。

ポートタワーを過ぎたところで聞いたことのないオーケストラの音楽が。
結婚式場の「ノートルダム神戸」で噴水ショーがありました。たまたま通りがかって、最初は宮廷音楽みたいな明るいBGMで。

「へぇ~~」と思いながら一旦通り過ぎたんです。でもまたすぐ続きが始まったんですね。
もしかして、と思って引き返しました。

豹変

博多にあるキャナルシティの噴水ショーを以前見てたから、こんなもんで終わらないことはなんとなく予想がつきました。
でも。
その予想を遥かに超えてきました。雰囲気が一変。
ゲームのラスボスみたいな壮大な音楽。
ガンガン変わる照明。
ドラゴンみたいな動きの水しぶき。

格好よすぎて我を忘れておりました。

すごすぎ

この噴水ショー、調べたら10年前からやってたんですね……全然知らんかった……。

今回メリケンパークに来てみて、確かにコロナや何やで久しぶりではあったものの、もはやそんなレベルじゃなく全然この場所の変化に気づいてなかったんだなって思いましたね。新鮮そのものでした。
神戸の思い出と新しい変化に出会える場所。まさに、神戸の顔。
写真では味わえない夜景のロマンにじっくり浸りました。

ポートタワーの工事が終わるのは来年の夏。
どんな空にも映える美しい赤色を見れる日が待ち遠しいです。

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ではまた神戸で会いましょう。