ミャンマー会計税務簡易ヘルスチェック

1.BSの明細作っていますか?
Do you have all BS break down?
(GLを明細と主張する人。多すぎる。当たり前ですが、BSを期末にレビューすれば、問題ある資産・負債が明確になるのですが。やっていない会社は、経験上、ほぼ間違っています。)
不明な内容を不明なままにしているのは、資産・負債の実在性を証明できないですので。ローカル会計に任せて、不明な金額を引き継いでいることは、よく見かけますが、ある程度調査したら不明な金額はWriteOffしましょう。

2.資産・負債の換算の方針を決めていますか?
Do you have policy for currency asset/liability or Non Currency asset/liability?
会計基準としては、貨幣性資産負債と、非貨幣性資産負債の分類を行っているか?ということになります。
・前払費用(非貨幣性資産)評価替えは不要
・未収入金(貨幣性資産)為替の評価換算が必要
・前受収益(非貨幣性負債)評価替え不要
・借入金(貨幣性負債)為替の評価換算が必要
合わせて実現損益・未実現評価損益の管理ができていないと税金計算に影響をあたえるので注意が必要です。
In addition, We need to mange realized or Unrealized FX gain/loss for corporate tax income calculation.

3.商業税の仕訳の方針、BSの内容確認をできていますか?
Do you have booking Policy for C-tax and monitor BS balance timely?
私の経験では、商業税の仕訳は明確な一般処理がないため、BSに不明残が残っていることが一般的です。TaxCertificateをもらった際に、BSの金額を落とす方針等も固まっていないと、過去の残高が滞留する様になります。

4.年度の法人税・商業税の支払いシュミレーションを事前に行えていますか?
Do you prepare a year end tax planning analysis in advance?
9月決算にあたって、支払い期限が10月10日までと。。。ミャンマーの納税期限は非常にタイトです(申告は後日となりますが、不足があると10%がペナルティとして追加納付が必要となります)。そのため、7月の月次試算表が締まったあたりのタイミングで、年度の法人税・商業税がいくらくらいになるか?事前にざっくりでもシュミレーションをしておくことを推奨しています。

5.税金の書類を管理できていますか?Challan, Form31, Tax Certificate etc...
Do you keep Challan, Form31, Tax Certificate adequately?
税務署類は、税金計算においては現金同様です。原本を紛失しますと、還付を受けれない。控除ができない等が発生しますが。社内での重要書類管理の意識が届いていないため紛失する会社を時折見受けます。わざわざ税金を払っているのにもかかわらず証明手段がなくなり、2重で請求されることになります。まずは、管理できる体制を整えましょう。また、TaxCerificateやAuditReport等はPDFの保管もしておくと、後日、見ることが多い書類ですので。お勧めします。



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