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日本・旧裏探訪 北海道篇【前編】

 こんにちは、ポケモンカードコレクターのせとうちレモンと申します。第3回目の記事は趣向を変えて、全国のリサイクルショップ・カードショップに眠るポケモンカードを探す旅、日本・旧裏探訪 北海道篇【前編】です。 

 2021年はコ口ナ禍の一年でしたが、仕事やプライベートで何度か北海道を訪問する機会がありました。その際に立ち寄ったカードショップなどで購入することができたカードや古いポケモングッズについて紹介します。

 全国で新型コ口ナの感染が落ち着いてきた晩秋の時期に少しまとまった休みをとれる機会があったので、旅行も兼ねて寄り道した場所の紹介も含めて、だらだらと書き綴いてみました。コ口ナ禍ではありますが、ソーシャルディスタンスや感染対策には万全を尽くしたうえで、北海道を巡った記録として公開したいと思います。

 全体的に旅ブログのような内容になっているので、カードショップ巡りの記事のみを読みたい方は目次から、【★】マークがついている項目を選択いただければ、カードショップに関する項目のみお読みいただけます。

 また、記事の中でホビーオフ店舗の店内で撮影した画像をいくつか紹介しています。店内撮影については、下記ハードオフ公式Twitterによるガイドラインを遵守し、問題ないと判断しましたので店内画像を公開しております。

(この記事を読むのにかかる時間は約20分です)

1. 旅のはじまり

 新型コ口ナの感染が落ち着いてきた2021年秋の某日、私は東京駅八重洲口のJR高速バス乗り場にいました。

 一般的に関東地方から北海道に向かう手段としては、羽田空港から飛行機で移動することが多いと思いますが、今回は少し変わった交通手段で北海道を訪問してみました。それがこちらの交通手段です。


商船三井フェリーHPより引用

 商船三井フェリーが茨城県大洗町~北海道苫小牧市の間で運航している大型フェリーのさんふらわあと高速バスをリレー形式で結ぶことにより東京~札幌間を格安で移動できる、パシフィック・ストーリーというプランです。

商船三井フェリーHPより引用

 東京駅~大洗港、苫小牧港~札幌駅までのバス運賃を含めて、東京~札幌間を片道11,000円~と安価に移動できるお得な交通手段です。片道利用も可です。往路はフェリー、復路は飛行機、のように他の交通手段と組み合わせての利用も可能。フェリー移動になるので、飛行機に比べると時間はかかりますが、春休み・夏休み中の時間のある学生さんなどにおススメです。(さらに詳しく知りたい方はこちらの公式HPへどうぞ)

2. 大洗~苫小牧をフェリーで移動

 フェリーが大洗港を出発する時間は夜の19:45になるため、東京駅を早めに出発すれば大洗周辺の観光も出来ちゃいます。今回は大洗観光はパスして、乗船開始時間に合わせて大洗港に着くような旅程を組みました。

 東京駅から高速バスと水戸駅からの路線バスを乗り継いで移動すること3時間30分ほどで大洗港に到着です。

 渋滞で路線バスの到着が少し遅れて乗船開始時間を過ぎていたことと、コ口ナ禍なこともあってフェリーターミナルはガラガラでした。画像奥の窓口で乗船手続きを済ませます。

 大洗はガールズ&パンツァーの聖地でもあるため、等身大パネルやコラボポスターなどが街の風景に溶け込んでいます。今度時間があるときにゆっくり見て回ってみたいです。

 長い通路を進んでいよいよフェリーに乗り込みます。フェリーが近づいてくると船体の大きさにビビります。今回乗り込むのは大型フェリーのさんふらわあ ふらのです。2017年に就航を開始した比較的新しい船で、自動車はトラックと乗用車合わせて300台ほど搭載できるサイズがあります。夜に船に乗り込むという行動は非日常感がいっぱいで、これから旅がはじまるんだ…!という高揚感が凄かったです。

 船に乗り込むと目に飛び込んでくるのは広々とした豪華なロビー。レストランや売店もあって、超豪華です。関東と北海道を結ぶ路線ということもあり、長距離トラックのドライバーと思われる利用客も多かったです。

 船内は広々としていて、廊下とかは完全にホテルですね。航行中は波の影響で揺れてまっすぐ歩けなくなることを除けば、とても快適です。大洗港を19:45に出港して、北海道の苫小牧港に着くのは翌日の13:30。18時間程度をこの船内で過ごすことになります。

 今回のフェリー旅で利用したのはコンフォートと呼ばれる客室です。カプセルホテルのキャビンをイメージして貰えばわかりやすいかなと思います。パシフィック・ストーリーの利用代金は基本料金11,000円~となっていますが、基本料金はツーリスト(大部屋での雑魚寝)での利用になっており、これに追加料金を払うことで客室をグレードアップできます。このコンフォートの場合は時期にもよりますが、追加料金2,000円ほどを払うことで利用可能です。

 部屋の中はこのような感じ。扉は無くて仕切りはカーテンのみです。テレビが各部屋に1台ついています。大人1人が足を伸ばして寝られるだけの広さは十分にありました。コンセントはありますが、携帯の電波は届かないので圏外になります。Wi-Fiは残念ながらありませんでした…。その代わり、ロビーの窓側や甲板に出れば電波は拾えました(DoCoMo)。フェリーは基本的に大洗港を出港して東北地方の沿岸沿いを航行しますが、海上なので基本的に電波は弱いです。八戸を過ぎたあたりから苫小牧港までは陸地から離れたエリアを航行する為、圏外になりやすいようです。
 テレビは見れますが、部屋だと携帯の電波は拾えず、退屈なので夜は早めに寝るしかなくなります。海上で波があるので、横になっていると揺れをダイレクトに感じるので、酔いやすい人は気になって眠れないかも…?

 翌朝、ちょっと早めに起きてしまったので、目を覚ますために甲板へ。天気は晴れで風が気持ち良いです。運が良ければイルカやクジラを見れるのだとか。苫小牧港への到着は13:30なので、それまでの時間は船内でゆっくりと過ごします。

 13:00過ぎに苫小牧港へ到着。係留作業などで少し足止めを食らいますが、ほぼ定刻通りに下船できました。ここからバスに乗り換えます。本来であれば高速バスで札幌までそのまま向かうのですが、途中で寄りたい場所があったので、苫小牧駅前でバスを降りてレンタカーを借りることに。

3. 苫小牧駅~ノーザンホースパーク

 今回の旅の中での目的地の1つが苫小牧市にある、ノーザンホースパークでした。某アプリゲームの影響で競馬熱が再燃していたのと、北海道らしい場所に行ってみたかったので、寄ってみることにしました。ノーザンホースパークは新千歳空港からシャトルバスを利用するか、車でのアクセスが基本になります。近くに路線バスは通っておりませんし、シャトルバスの時間も限られているので、苫小牧方面からのアクセスは悪いです。

ノーザンホースパーク園内マップ(公式HPより引用)

 パーク内はレストラン、ミュージアムや乗馬やサイクリングが楽しめる遊歩道、引退した競走馬に合うことができる厩舎、放牧中の馬を高台から見下ろすことができる丘など、馬たちと触れ合えるスポットがいっぱいです。滞在時間は2時間程度でしたが、駆け足気味になってしまったので、じっくり観光するのであれば少なくとも3時間程度は欲しいかなと思いました。

 雄大な自然が広がる牧草地の中に放牧中の馬が点在する風景はまさに北海道のイメージにピッタリで、北海道に来たな~とテンション上がりました。

 厩舎の中はこんな感じで、引退した競走馬がひっそりと暮らしています。2008年の春の天皇賞を制したアドマイヤジュピタ、ディープインパクトの母であるウインドインハーヘア、他にも重賞馬、G1勝利馬の産駒などなど…競馬好きの方なら1日時間を潰せそうです。

 柵越しになりますが、サラブレット達をこんなに間近に眺めることができます。馬房奥の水飲み場で水をゴクゴク飲んでいる姿や飼葉をモシャモシャと食べる姿が可愛い!

 パーク内を駆け足で1周して満足した後はスーベニアショップでお土産を購入。名馬シリーズのブックマーカーです。ディープインパクトの引退レースである2006年の有馬記念はテレビで観戦していました。ゴールドシップもそうですが、脚質が追込の馬のレースは見ていて楽しいですね。そしてラッキーライラックは個人的に一番好きな競走馬です。同期のアーモンドアイの陰に隠れがちでしたが、とても強い牝馬でした。あとめっちゃ可愛い。

 このノーザンホースパーク、馬好きの方はもちろん、札幌の近くで北海道っぽい場所に行きたい!という方にはかなりおススメのスポットですので、興味を持っていただけた方は是非、一度訪れてみてください…!

 その後、お土産も買えて大満足でノーザンホースパークを後にしたのでした。この後はレンタカーで新千歳空港へ向かいます。レンタカーは乗り捨てになるのですが、隣の市だったため、乗り捨て料金は無料でした。この後は札幌に向かうのですが、新千歳空港に向かった方が快速エアポートが利用できるので最終的に早く着きます。

4.【★】 ホビーオフ札幌北都店

所在地:北海道札幌市白石区北郷4条13-3-25

 新千歳空港駅から快速エアポートに乗り、途中の北広島駅で普通列車に乗り換えて平和駅で降ります。徒歩10分程度で目的地であるホビーオフ札幌北都店に到着です。

 こちらの店舗は旧裏、カードダス、シール列伝等の古めの商品の取り扱いがある良店舗でした。駅からのアクセスが比較的良いのもGoodです。

  旧裏面のカードを小さいながらもショーケース3面分を使って陳列してくれていました。100枚くらい入って数百円の吊るしオリパも充実しています。こういうオリパを少し摘んでそこそこなカードが入っているかどうかをそこそこなテンションで楽しむのが好きです。

 旧裏のANAプロモのカード(台紙付き)があって、2000円くらいだったんですが、台紙の状態があまり良くなかったので購入は見合わせました。今思えば買ってもよかったかな?と少し後悔してます。

 上の方にカードダス、トップサン、シール列伝が吊るされています。ホビーオフでもなかなか目にすることは少ないシリーズなので、丁度タイミングが良かったのでしょうか…?

 こちらが購入品その①です。カードダスシリーズは一通りコンプしているので、状態が良いカードを厳選して購入してきました。美品が1枚100円で買えるのはラッキーだったなと思います。

 購入品その②です。オレンジタグのものが200円、白いタグのものが100円です。御三家やブイズ、人気どころのポケモンが100~200円で買えたので、こちらもお買い得でした。満足行くお買い物をして、札幌へ向かいます。

5.【★】ホビーオフ南郷20丁目店

所在地:北海道札幌市白石区南郷通20丁目南3番10号

 実際に訪問した日時はシャッフルしてしまうのですが、次にご紹介するのは、札幌市営地下鉄 東西線 南郷18丁目駅から徒歩5分もかからずにたどり着けるホビーオフ南郷20丁目店です。

 こちらのお店は旧裏、カードeの古めのカードも幅広く取り扱ってくれていて、掘り出し物がたくさん購入できました。

 ショーケースの中はこんな感じです。所々に旧裏やカードeが点在しているような感じです。また、ストレージに中にも古めのカードが結構ありました。

 カードeのマクドナルドプロモのエネルギーカードはかなり状態が良かったので購入。北海道地区のホビーオフはカードの状態をアルファベット表記にしたものをスタンプで値札に刻印してくれています。本州のホビーオフでもこのシステムをぜひ導入して欲しいな、と思いました。下の旧裏3枚は吊るしでしたが、エビワラーは超美品でした。PSA9狙えるレベルです。

こちらは吊るしのカードeたち。どれも1枚100円で美品です。非ホロ★が中心です。非ホロでも500円~する価格帯のカードなので、100円は掘り出しものレベルです。オーダイルとメガニウムはスターターパックのものですね。

 まとめて1枚20円のストレージのカードたち。状態は傷有りのものが多いですが、1枚20円なら文句なしですね。

6.【★】ホビーオフ札幌光星店

所在地:北海道札幌市東区北7条東8丁目2-1

 次に訪れたのは、サッポロビール博物館からすぐ近くのホビーオフ札幌光星店です。結論から言うとこのお店には旧裏カード等の古めは一切なかったです。テンション落ちてしまって、店内画像を撮影するのを忘れてしまいました…。内容がかなり薄いですが、この店舗のレポは以上です。続いて札幌中心部へ向かいます。

 次にご紹介するのは、札幌市中心部のすすきのエリアにある、ノルベサです。様々なテナントが入った複合施設で、屋上ある観覧車が目を引きます。この施設の中には駿河屋とまんだらけが入っています。

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7.【★】まんだらけ 札幌店

所在地:北海道札幌市中央区南3条西5丁目1-1 NORBESAビル 2F

 まず最初に訪れたのは、2Fに店を構えるまんだらけです。店内の撮影可否がわからなかったので、画像はありませんが、さすがまんだらけということで、初版をはじめとする旧裏面のカード、カードダスなどそこそこな品揃えでした。ただ、個人的に状態と価格のバランスで買いたい!と思えるものはあまりなかった印象です。まんだらけで唯一購入したカードはこちら。

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 全面ホロのレアコイルです。ショーケース以外のシングルカードは中野店や秋葉原店と同様にファイリングされていて、自由に閲覧できるのですが、ファイルの中で一際輝きを放っていたので、救出。価格は約200円でした。

8.【★】駿河屋 札幌ノルベサ店

所在地:北海道札幌市中央区南3条西5丁目1-1 NORBESAビル 3F

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 みんな大好き駿河屋です。こちらのお店はかなり期待していました。画像のようなショーケースが複数面展開されていて、旧裏面カード専用のショーケースもあり、圧倒的な在庫でした。ストレージも大量のカードがありますが、先客がいると見辛いな…と感じました。

 さすがに美品の旧裏 初版カードはありませんでしたが、北海道に住んでいる方で実店舗で旧裏カードを探したい、という方はここに行けば間違いないだろう、というレベルの在庫はあるかな、と思いました。

 駿河屋での購入品を紹介します。こちらはGB2のルギアのランクB品です。角に小めくれや枠キラがありますが、3,000円と安めだったので購入しました。GB2のプロモカードは流通数が少ないのでお高いんですよね。ルギアの足元にうずまきがあるのも注目ポイントです。ルギアと言えば、うずまき島なので、レア加工のうずまきマークがこのカードの魅力度を上げてくれています。

 裏面はこんな感じです。目立つ大きな傷や折れなども無くて、北海道で買ったという思い出も含めてお気に入りの1枚になりました。

 残りの購入品はまとめての紹介となってしまい恐縮ですが、エリカ×5、タケシ×1、拡張シートのおまけカード、イントロパックのフシギダネ&ゼニガメです。エリカとタケシは1枚200円です。ジムリーダーのキラシリーズは、じわじわと値段が上がってきている印象ですが、無限回収しているので、安く購入できて満足です。イントロパックはフシギダネが200円、ゼニガメが100円とこちらも掘り出し物でした。イントロパックのカードは普段なかなか見かけないので、見つけたら購入したくなりますね。

 札幌周辺の店舗の紹介は以上になります。ここから北上して旭川方面へ向かいます。このまま続きを書きたいところですが、記事自体がかなり長くなってしまったので、後編に続きます。

9. 次回予告

 次回は、日本・旧裏探訪 北海道篇【後編】をお送りします。全面ホロやトップサンのカードが以外なところに…?お楽しみに…!

北海道の中心で全面ホロを発見…?
北海道にはトップサンのカードの山が眠っていた…?
後編は近日公開予定…!



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