台湾WeiWuying国立劇場のサーカスシンポジウム終了!!
いま、山盛りのパクチーが載ったカオマンガイが食べたい…
写真はカオマンガイではなさそうだけど、美味しそうなので選ばせていただきました。
サーカス・アジア・ネットワーク(CAN)
今日は、台湾南部の国立劇場WeiWuyingの現代サーカスフェス「Circus Platform」のなかで実施されたオンラインシンポジウムに登壇しました。
登壇者は、韓国、シンガポール、オーストラリア、日本(私)、コーディネイターはもちろん台湾です。
昨年からオンラインシンポジウムのたぐいに結構な数、登壇させていただきましたが、徐々にスペックというかしつらえのレベルが上がっているので、
気軽にふわっと出られる感じではなく、正直、リアルの10倍気を遣うし緊張します。自分のIT能力の低さ、および英語の能力不足により、まぁまぁな強度で気力が打ちひしがれます。
とはいえ!
まだリアルにはなかなか会えないですから、
やっぱりありがたい機会です。
なので頑張りました。
サーカス・アジア・ネットワークの設立コアメンバーであるからには、頑張らんと。
しかしメンバーの状況はイコールではない。
アジアの住民同士は、やっぱり近しい感覚があって、顔を見ただけで嬉しいし、
なんか遠く遠くでも、血の繋がりすら感じさせるような、
ファミリー的な感覚になるんやけど、
いざ話始めると
「おや、案外違う…」
と思わされることもしばしば。
国や首都が予算をつける公的機関と同等なわけがない?!
サーカス・アジア・ネットワークCANのなかには、うちみたいに民間で個人で始めた団体もあれば、
台湾の国立劇場や韓国のソウル市の機関など、
とてもオフィシャルかつ予算も大きな組織もメンバーになっています。
「来年は、もうたくさんのプロジェクトが動くし、国際コラボレーションも大歓迎なので手を挙げてください!」
と宣言するメンバー(首都の公的機関)、それに目を輝かせる他の登壇者(国や首都の組織)。
自分は
「あ。」
みたにぽかーんと口を開けてしまう。
以前だったら、無茶でもなんでも「やる!」と決めて参加表明したかもしれない。
いま、COVIDを経て、状況は変わった。
経済厳しいのは昔からだけど、
厳しくてもやる、ではなく、厳しい状況をちゃんと改善して安定飛行することが先決、という考えに至ったから。
攻めの姿勢が消えたのではなく、攻められる体勢を整えること。
組織を立ち上げて11年目にして、ようやく「組織を強くする=それが様々な活動を可能にし、サスティナブルにする」と心の奥底から理解したところなわけで。
なんて、目標は遠いんだろう?
と、呆然としながら、
しかしこれは自分の「選んだ」道であり、
遠くてもしんどくても、
その代わり、
誰にも左右されなく、自分で決め「続けられる」道なのだと思う。
組織から出たのは2007年。
そこで覚悟を決めたはず。
体勢を整えよう。
そして誰にも描けない中身を描いてみせる。
このシンポジウムに誘ってくれたのも、ずっと見続けてくれている友達。
Tai-JungもGwenも、大きな組織から離れることを決めたひとたちで、
彼らが「未知子の意見と活動を聴くんだ!」と主張してくれる。
ひとりになって、一本足で立って、
まわりをぐるり、見渡そう。
遠くまで見はらそう。
ひとりの人間にできることは地上どこも同じだから。
一本足で立つ感覚を、共有できる仲間が、本当の「眼」だと思うから。
(散漫な文章で失礼しました!)
瀬戸内サーカスファクトリーは現代サーカスという文化を育て日本から発信するため、アーティストをサポートし、スタッフを育てています。まだまだ若いジャンルなので、多くの方に知っていただくことが必要です。もし自分のnote記事を気に入っていただけたら、ぜひサポートをお願い申し上げます!