マガジンのカバー画像

think

30
思考とともに未来を創る記帳。
運営しているクリエイター

2020年3月の記事一覧

「場」を通して、チームの難しさと希望を垣間見る

自分の想像を越えた素敵なところへ辿り着けた理由のひとつに、意思ある人の先導のもとチームで動いた結果、という経験は誰もがあると思います。 チームで動くと、発案者が最初の意思表明からゴールまですべてを遂行するわけではなく、様々な人が巻き込まれていくことができるかで結果は大きく変わります。 そんなチームならではの難しさと希望を垣間見た、今日のメモ。 非常事態での決断コロナの影響で展覧会やイベントの中止が相次いでいます。主催者の方々も色々と悩んで決断しているので、参加者側もきちんと

みんなで「違う」体験をする

テレビをつけても、noteをひらいても、コロナの文字。少し休憩の意味を込めてちょっと話題から離れたいなぁと思う。 今回の影響で今後は、人が集合する価値とパーソナルな体験価値、両方味わえるものが強いコンテンツになってくる予感がある。 では、「体験」とは何なのか。 日々の暮らしは体験の連続である中、サービス提供のひとつとして、あえて「体験」と銘打つにはどんな価値が必要だろうか。 今日はその価値を考えていくためのメモ。 「体験」から「経験」へ。調べると、「体験」とは行動すること

遠くから近くまで、好きな間合いで買い物ができるSNS

ブランドの情報発信=広告ツールという役割でSNSを運用する方も多いと思います。受信側としては、圧迫感なく日常のタイムラインを楽しむコンテンツとしてSNSは良い距離感だなと思ったりします。 私の中でフォロー、フォロワーの関係は「お客様(予備軍)」という意識でないにも関わらず、SNS経由で受注のお問い合わせをいただくことも多く、自然と売り手買い手の関係に発展する流れが私は好きだったりします。 今回は、オフラインでの売り手買い手の関係とニュアンスが異なるSNS経由での売り買いにつ

場を、気持ちを、価値をなおす力

リモートワーク、不要不急の外出控えなど在宅が多くなっている今、外出を楽しむ提案要素の強いアクセサリーをつくる自分にできることは何だろう? 先日、コワーキングスペースで針仕事をしてみたら、とても珍しい目をされました。パソコン仕事が通常の中では、私の仕事は遊びのように映ったのかもしれません。 針仕事もパソコンも、仕事になるし、遊びにもなる。様々な状況が変化する中で、物事の当たり前の見方を再確認するタイミングなのかもしれません。 手芸を通して見えてきた「なおす」力のお話。 頭で

未完成を価値化する

ほとんどのお店で私たちは完成したモノを購入しています。アクセサリー業界も同様のスタイルが大半です。 しかし、顧客自身が食べる直前に七味などでアレンジできる飲食店のように、「最後のひと手間で自分好みを楽しむ」体験は、アクセサリーでも提供することができるか?という発想から生まれた未完成を価値化するお話。 信頼経済をまわす。先日、オーダーメイドに特化していく決心を綴りました。 それはお客様ともっと近い関係でありたいという思いからなのですが、私はお客様と一緒に信頼経済をまわしたいと

「忘れかた」を新しくするオーダーメイド

「特別な瞬間のための特別なこと」というオーダーメイドのイメージとは裏腹に、つくることが日常の私には「オーダー(自分の意思を)メイド(形にする)」とは、日々の更新や記録のような存在です。 その差をなくしたい。 オーダーメイドは、思考も気分も未来も変えてくれる可能性を持っていると私は考えます。もっと身近なオーダーメイドを目指す理由を、活動原点から見つけました。 オーダーメイドは誰のもの?「オーダーメイドをやりたい」と言いながら、本当に?と実は自問自答していました。なぜなら、私の

「ちょっと待った」のススメ

「これはいいかもしれない!」というアイデアが閃くと、すぐにでも実行したくなることがあります。 お店だと、新商品やイベント企画、レイアウト変更など、閃きの波に乗る勢いで進めるものの、思い描いたような反応や状況が得られない、ということも少なくありません。 閃いたときにオススメしたい、教訓も含めた「ちょっと待った」について。 逸る気持ちにこそブレーキをかける。売り手と買い手の新しい出会い方を考えるべく、「売り場ではなく、試す場」というアイデアを閃いた私は、このアイデアは展開次第で

つくらないで、つくる。売らないで、売る。

「つくらなくても、つくることができる」 私の心に深く残る、建築家 / 起業家の谷尻誠さんの言葉。 今、つくり手は喜んでつくり出す前に、本当につくる方がよいのか?を考える必要があるほど、モノが溢れている。それでもつくる、ということを仕事にする。 今回は「つくらないで、つくる。売らないで、売る」ことについて、ストーリーを軸に考えてみた心のメモ。 THINK "考える"を考える谷尻さんは、「THINK」という名のゲストを招いたトークショーを毎月行っている。なぜ建築家がトークショ

売り場の概念を変える。日本中を巻き込む。

売り手と買い手の微妙な距離感。「売り場」の居心地の悪さは、「売る」「買う」という立場での出会いが原因?もしも「売り場」が「試す場」だったら? 売り場の概念を変え、みんなで楽しめる場をつくりたい。 そんな企画の途中経過をお知らせします。 常識を越境することで、日本中の苦戦続きの売り場を明るくするかも?可能性が見えてきました。 ▼企画のきっかけ・思い 自分のやりたいことをプロジェクト化するこの企画は、渋谷駅直結スペースSHIBUYA QWS × DRIFTERS INTER

オンライン×オーダーメイドで目指す、商いの原点

完成形が見えない。手に入るまで数カ月かかる。オーダーメイドという体験が、ワンクリックで翌日にはモノが手に入る時代に持つ意味合いとは? 私がオーダーメイドを通じて願う、売り手と買い手が対等な喜びを手に入れる商いの原点について。 現代と逆行するけれどアマゾンのブックレビューを投稿しようとして、書き込める条件が「アマゾン年間利用5,000円以上」であることを初めて知り、そして、書き込めませんでした。そんなオンラインショッピングから距離ある生活をしている私が、オンラインで、しかもオ