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シーズンイン岩国を成功させたい(序)

この度、恐れ多くも2021シーズンイン岩国実行委員としてクラウドファンディングを行います。

なぜ、コロナ禍で皆さんが厳しいこのご時世にクラウドファンディングを実施してまで陸上競技大会を開催したいのか、私の目線でのお話をさせていただけたらと思います。

※公開前クラウドファンディングプロジェクトページプレビューはこちら!

※シーズンイン岩国の情報はTwitterにて随時更新中!

「2020年シーズンの感謝とお詫びを込めて」

昨シーズンは、ほとんどの都道府県で4月から9月ごろまで競技会がほぼ行われず、陸上競技トラック&フィールド競技の選手にとってはとても苦しい時間を過ごしました。

特に小学生・大学・一般・マスターズのアスリートは、中高生やトップアスリートに比べて出場制限が厳しく1試合も出場できなかった方も多くいると思います。私たちのチームや周りには少なからずいらっしゃいます。

当クラブ所属の田阪亜樹選手に関しては、日本選手権や全日本実業団など主要大会を陸連の方々のご尽力により実施していただけたので、多くの試合に出場することができました。深く深く感謝しております。

一方、チームメイトはどうかと私たちは自問自答してきました。

自分たちだけで良いのか。

自分たちにできることはないのかと考えておりました。

そんな中2020年度は、コロナ禍で競技会が完全に停止している中で選手たちのモチベーションと陸上競技というスポーツ種目の普及と発展のためにバーチャレという非公認陸上競技バーチャル大会を主催者と共に尾道市と広島市にて7・8月に実施。

そして、11月に尾道市にて多くの指導者を募って専門的な陸上競技練習会を地元アスリートのために実施しました。トラックシーズンが終了してまだ熱が冷めぬなかで来年度に向けて普及と強化を狙いにしました。

2021年2月には、バーチャレ同様に緊急事態宣言が延長され、長距離のトラックレースも多くが中止になる中国地方周辺のアスリート達のために、合同でタイムトライアルを実施いたしました。

そんな中、シーズンイン岩国の開催に向けてのお話をお声掛けいただきました。地方組のアスリートに対して公認競技会だからこそ大切にしたいことや、まだ収まらないコロナの影響を加味して大会の方向性を多くの方々と検討に検討を重ねて開催を目指しています。

大会のねらい(山田視点)

スタンドのファンから、アスリートへパワーを送れる大会に

岩国の陸上競技を愛する「応援される方」「観戦者」に対して、競技会を開催すること。選手はもちろんですが、保護者、関係者の方が選手以上に大会の開催や観戦を楽しみにしていることを知りました。

アスリート目線では気づけない熱気がスタンドにはあります。そんな観戦者にも楽しんでもらえるようにディレクターやMCが会場を盛り上げます。招待選手はもちろん、出場する選手の背景や各競技の見どころを魅せていくことができれば、初めて観戦する方がより陸上競技に入っていけるようになると考えています。

そして、招聘するトップアスリートと同じ空間で競技をすることが、地元アスリートの強化・育成に大きく作用することを狙いにしています。

私自身は広島出身ですので織田幹雄記念国際陸上競技大会に小学生ながら出場・観戦させていただく機会がありました。目の前でみたメダリスト室伏広治選手や海外の選手、日本選手権で活躍する選手たちと同じ舞台で走らせていただいた事が自分自身の成長につながっているのは私だけではないはずです。

日本GPシリーズでは山口にも田島直人記念がありますが、地方の競技場で招待レースを行うことが大きなチャレンジだと思っています。主要な競技場はもちろん都市圏にあります。そこから離れた会場でも招待レースを行うことができるという事例が、今後の地方陸上競技競技会の発展につながると思っています。

コアな話になりますが、コロナ禍で審判の確保が難しいという理由で開催できない等の問題もあると思いますが、それらも踏まえて地方は公認競技会開催に向けて新たなステップに向かう必要があります。

動き出すのか、嘆き続けるのか。アスリートだけでは公認競技会は開催できません。地方陸協とタッグを組んだチャレンジをして、招待レースを実施することが、陸上界の光と力になることを信じて取り組んでいます。

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