韓ドラアドベントカレンダー 24
最初に「応答せよ1997」を見たときの衝撃は、大きかったです。
その時までにすでにかなりの数の韓国ドラマを見ていましたが、明らかにこれまでのとは違う! でも懐かしさ、わかりみ、そして自分の中の青い部分を掘り起こすかのような角度にスコップがざっくざっくと刺さってくる。
そんな新しい感激を体験できたドラマは、やはりシリーズとなり、その最後の作品が、
応答せよ1988〜恋のスケッチ〜
若い方にはあまりピンとこないかもしれませんが、1988年は韓国では大きな記念の年、ソウルオリンピックが行われました。
まさにその直前、とある国のプラカードを持って開会式に出場することになったヒロインが一世一代の晴れ舞台の準備をしている。それを見守る家族、ご近所さん、幼馴染たち、そしてソウルの街・・・というところからドラマはスタートします。
そしてシリーズのおなじみ、ヒロインと結婚したのは誰??クイズも相変わらず健在です。
最近「賢い医師生活」で注目を浴びたスタッフによって制作された作品。
まだ今のソウルになる前の、人情味溢れる下町風情の一角に住む人々の生活もしっかりと映して、大人同士、子供同士、その境にさしかかった主人公たちの繊細な心の機微をスケッチするかのように描いたドラマ。
なんとなく色とりどり、いろんなオーナメントが飾られたクリスマスツリーに似ている気がします。