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最近読んだ本と観た映画の記録


この記事書こうとしてnote開いたらこんなこと言われてしまって怖い

見たもの読んだものをすぐ忘れてしまうので…ほぼ備忘録です。
Amazonのリンク埋め込んでありますが、アフィリエイトではないです。
ただの気遣いです。

一応諸々のネタバレ無しで書いてますが、察しの良すぎる人は何かしら勘付いてしまうかもしれません。


■読んだ本2冊 個人的な感想


田牧大和 著 鯖猫長屋ふしぎ草紙(1巻)


ジャンルはミステリ?時代小説?ですかね……要素としては、
猫、猫猫猫!>義理人情>ミステリ>ちょっとだけ恋慕 って感じでしょうか。
登場人物たちの江戸っ子口調が読んでいて気持ち良かったです。
全員キャラが濃くて、読み終わってすぐに二次創作が無いか調べたくらいです。私が調べた範囲では無かったです、残念。
拾楽とか掛井あたりファンが多そうなんですけど…

おてるっていう気の強い女性が啖呵を切る場面がいくつかあるんですが、
これが本当に良いです。歌舞伎の大向うって言うんですかね、あんな感じで「ヨッ」と掛け声が出そうになりました。

あと猫、猫がものすごく活躍します。猫好き、と言うか、猫が何をしても
「まぁ猫だしな…」と納得できる人なら楽しく読めるんじゃないかと。


東野圭吾 著 十字屋敷のピエロ


こちらは先程読了しました。読みたてほやほやです。
主人公視点と、ピエロの人形視点で物語が進むミステリです。
30年以上前の作品なんですよね。古いけど古臭くはないって感じです。

東野圭吾だと「ある閉ざされた雪の山荘で」を以前読んだので、ピエロ視点はかなり警戒して読み進めてました。

いわゆる探偵役が複数居て、それぞれの推理がパズルのピースの様にはまって真相が見えてくる展開が良かったですね。
屋敷の主人がパズル狂なんですよね。それになぞらえてか分かりませんが、起きる事件もパズルのように組み合わさっている様でした。面白い。

最後のピースがはまる瞬間はゾワっとしました…
真相を知った上でもう一度読みたくなる作品ですね。


■観た映画2本 個人的な感想


今敏 監督 千年女優


リバイバル上映してたので劇場で観てきましたよ!
オープニングとエンディングで「監督 今敏」と出る度に泣きそうになりました。もっと作品見たかったなぁ…

賛否が分かれそうな作品ですかね…私は劇場で改めて観て大好きになりました。
過去にCSか何かでぼんやり観た時は意味が分からなかったんですよね。
結局鍵の君って誰だったんだよ、千代子はそれでいいのかよって思ってました。

でも今見ると全然違いますね。良い。
黒沢映画のオマージュなんかも色々見てきた今の私じゃないと理解できない要素でした。

満月より満月の前の日の月の方が、希望があって良い みたいな、そんな話が劇中で出てくるんですが、千代子はずっと小望月を見ているのかなぁと思いました。鍵の君を追いかけ続ける千代子の姿が活き活きとしていて魅力的なんですが、望月には辿り着けなくて切ない…みたいな。

上手くまとめられないですね。
たぶんこの映画を見た人は立花っていう60歳のおっさんを好きになると思います。私は惚れました。


デビッド・ブルックナー 監督 ナイト・ハウス


アマプラで観ました。48時間レンタルで400円くらいですね。
洋画で、ジャンルはホラーミステリーですかね。妻が夫の死の真相を調べていくうちに…ってやつです。

とあるものの見せ方が私にとっては斬新で良かったです。
目に見えない物を目に見えない形であたかもそこに居るように見せるんですよ。何言ってるか分かんないですよね。映画を観れば分かると思います。

静かなホラーかと思いきやジャンプスケアもちらほらありました。
いきなり大音量で音楽が流れだすとかそんな感じです。
怖い顔が画面いっぱいにバーン!っていうのは無かったと思います。

現実と夢(?)がシームレスに切り替わる感じも不気味で良かったです。

考察ありきみたいな映画ではなく、劇中にしっかりヒントと答えが出てきます、出てきたはず…。
すっきりする終わり方かどうかは人によりますかね……ちゃんと着地はしますよ。
私は良い温度になれたしその日はよく眠れました。

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以上です。
気になった方は調べて読むなり観るなりしてみてください。
そして感想を聞かせてください。



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