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人の好意を当然だと思うな

自分への戒めだ。
「人の好意を当然だと思うな。」


人が人を気にかけるには、必ず理由がある。

外見や中身関係なく、
どこか惹かれるものがあるからだ。
その人の持つ魅力。

例えば「話が面白い」であったり、
「顔が可愛い」「仕事ができる」「癒される」
「楽しい」「嬉しい」「自然体でいれる」
理由は様々だ。

人の数だけ魅力がある。


そして、それに惹かれた人間は、自分の中の容量をその人の魅力に割いているのだ。

時間を割く。
お金を割く。
気持ちを割く。

動機は一概に「好意」だけとは言わない。
見返りを求めて、期待としての投資かもしれない。

だが、根底の己の意識を割くという所に変わりはないのだ。




私は、それを当たり前だと思いたくない。
実際に決して当たり前ではない。

自分のために割いてくれた要素を、100%余す事なく味わって、味わいましたと返事をしたい。


これは戒めだ。己への。
自分の心に何度も何度も刻みつける。


「人の好意を当たり前だと思うな」


血が滲むほど心を握りしめる。
忘れるな、忘れるなと。


だが、そんな私の戒めを気にもせず、
軽快に飛び越えてしまう人間もいる。

可愛くて、毒けが一切無く、
キラキラと弾けるように笑う。

人から好意を受けるのを当たり前のように受け入れ、楽しげに駆け上がる。

人が集まり、笑いに溢れる空間。
その中心になれる人物。
まさに太陽のような、とはこの事。

愛され上手で、

腹が立つ。

だが、やっぱり羨ましい。


私にはできないそれを、
軽々と、当たり前にやってのける彼女。

すごいなぁ。
いいなぁ。


ままならない気持ちを抱えて、
今日も私は布団に沈んでいく。

当たり前に好意受ける存在でない自分を、
深く深くベッドに沈めて眠る。


(トップの画像は、お店で流れてた曲が良くて「何ですか」って聞いたら定員さんが慌てて調べて書いてくれた紙)


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