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家で1人震えるブラックミュージアム


ブラックミラー シーズン1第6話
「ブラックミュージアム」を見た。


少し前にバズったこのツイート。
「絶対好きなやつや」とすぐにチェックした。



めちゃくちゃ面白かった。



系統としては、世にも奇妙な物語と同じだ。
「ありそうで無い」世界観の設定がSFともファンタジーとも形容できない、リアルさを生んでいる。

「荒野のハイウェイを走る旅行者が足を踏み入れたのは、犯罪に関するものを集めたミュージアム。その奥には、恐るべき目玉の展示物が待ち受けていた。
NETFLIX公式サイトより」


あらすじだけを読んでも、伝わらないであろうこの面白さ。
なので私が「良かった」と思うポイントを勝手に挙げていきたい。

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まずは、ボリューム感。
1話69分の本作だが、その中にショートストーリー的に3つの話題が出てくる。

その3つとも全てが作品として確立しているのだ。

起承転結がしっかりしていて、映像的グロさや、斬新な設定もある。
テーマも「現代テクノロジーを利用した自我の確立」といった系統のもので非常に面白い。

そのエピソード1つで69分できるぐらいの素材を、大胆に圧縮し 物語全体の要素として扱っているのだ。
それも3つ!

なんというボリューム感。
贅沢すぎる。

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次に、余韻だ。
言い換えると、後味の悪さ。

ミスト、メメント、シャッターアイランド、セブン。
どれも救いの無いバッドエンドで有名な映画だ。
後味の悪さは、その作品を強く印象づける。


これを少しポジティブにしていくと、
明日に向かって撃て、エクス・マキナ、インセプション、大脱走などになり
「この後どうなったのか」の想像の余地があることで、不安定な余韻をもたせる良い作品だと思う。

ブラックミュージアムもまさにそれだ。
69分の最期の一絞りまで全てを利用しきった心に重くのしかかる最高のエンディングだった。


最後に、映像。

シンプルに画面構成が好きだった。
砂漠にぽつんと佇む意味深な建物に、
クラシックカーでやってくる黒人の女性。

絶妙に不安を掻き立てられる。

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汗かきな管理人に、ボロボロの猿のぬいぐるみ、青く光る「いかにも」な電子機器と、ラストのキーホルダー。

全部、心を爪の先で引っ掻くかのように不快感がチリチリと沸きあがる。
面白と胸糞のバランスが良いのだ。
小物がちゃんとスパイスとしての役割を果たしていて、無駄が一切無い。

ネットフリックス等で視聴できるので、是非視聴してみて下さい。



さて、ここまで読んでくれた人は
この作品を「もう見た」人か「見てみたい」人しか残ってないだろう。
ネタバレし放題だ。

あなたはどのシーンが気になりましたか?


私は、ブロンドの美女が裸でトランクから這い出してくるシーンかな。





まぁそんなシーンないんですけどね。




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