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その4 登場人物の設定

はじめに

 世界観の次は、登場人物を作りこんでいきましょう!
 魅力的な登場人物にするにはどうしたらいいのか……。それに関しては私もまだ模索中なので、基本をお伝えしようと思います。何万通りもできるのは嬉しいような、どうしたらいいか迷うような気がしますよね。少しずつ上達していきましょう!
 (木曜日に投稿できなくて申し訳ないです)

登場人物の設定の作り方

相関図で整理する協力関係・敵対関係

 先に関係性を構築していきます。登場人物は必ず存在意義があるようにしましょう。必要なキャラだから魅力的に見えるのであって、そうではないと物語を成立させるうえで邪魔になってしまいます。加えて、読者への説得力を失います。

 どういう立ち位置で、このキャラは必要なのか。主に協力関係と敵対関係の二つに分かれます。より細かくすると協力関係でも仲は悪い、逆もしかり。アプリなどを使用して相関図を作ると分かりやすくなるので簡単に作ってみましょう。

<協力関係>

  • 友好的な感情を持ち、持たれていること。利益関係も含む

  • 基本的に家族や友人のことが多い

  • 展望する未来が同じ

<敵対関係>

  • 良好な関係を築くことができていない、または破綻していること

  • 悪役や価値観などが全く合わない人物が当てはまる

  • 展望する未来が異なる

<その他>

  • 良好も悪化もしていないか、中立の立場のこと

  • これに当てはまることはほとんどないが、物語が進むと協力関係か敵対関係へ変わることもある

  • 例外的な立ち位置と思っているといい


登場人物を作りこむ(それぞれの細かい設定)

 結論から言えば、世界観の作り方とほぼ同じです。どれだけ細かく深堀りしていけるかが勝負。性格や人間関係など、なるべくたくさん設定を作るべし! 物語で使えなくてもいいんです。少しのこだわりがあるだけでよく見えますし、人間像を作り出すことができます。

 特に見た目と過去にこだわりましょう。文字の羅列である小説でも見た目は印象を左右する材料です。漫画と同じ感覚で決めていきます。過去は人間を作り上げる材料です。経験や思い出に人間は影響され、人格を形成します。過去にこだわると物語に深みが出ますが、他の登場人物との接点がある場合に間違って作りこんでしまうと大変なことになるので慎重に作りましょう。

<登場人物の設定項目の例>

  • 出身地、髪、目、身長、体格

  • 家族構成、年齢、性格、特技、得意・苦手、食の好み

  • 友人、ライバル、恩師

さいごに

 今回は登場人物の設定について説明していきました。
 物語よりも登場人物の設定に悩む方が多いのではないかなと思っていますが、答えがないのが辛いところです。こればっかしは慣れの部分もあります。しかし、相関図が上手く作れればスムーズにいくと思います。

 次は、その2をもとに物語を組み立てていきます。
 来週の木曜日をお楽しみに!

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