書評ブログ「インクの匂ひ」 vol.8
無類の本好きのわたし。どうせなら読んだままにせず思いっきり主観の入った書評を書いてみたいと思い立ちました。この記事がきっかけとなり、実際に読んでくださる方がいたらとても嬉しいです。
≪読み終わった本≫
『メモの魔力』 前田裕二
この本を手にしたきっかけは、“メモ”というタイトルに惹かれたから。などという単純な動機でした。でも読み進めるとただのハウツー本ではなく、不遇な人生を歩んできた著者だからこそ書けたような言葉にも出会えました。
≪読み終わって…感想≫
自他ともに認める“メモ魔”の著者は、多くの人は “これは!”という情報(=ファクト)に出会い、ノートなどに書いたとしてもそのままにしてしまい、いずれ忘れ去ってしまうのが常。それでは何も生まれないと言っています。
必ず一度、自分で書いた、少なからず「興味深い」と感じて世界から自分が切り取った=ファクトをどこかで振り返って、そこからの気づきを「抽象化する」。そしてアクションに「転用」する。
そうすることで、その「興味深い」と感じ切り取った“ファクト”が知的生産性をあげる非常に重要なツールになる。
・どうして自分はその言葉に興味を持ったのか。を掘り下げる。
・そして、それをアクションにつなげるために今の自分が何をすることができるかを考えてみる。
そうやっていけば、自分が何が好きで何が嫌いなのか。そして本当のところ自分は何を求めているのか。が分かるのです。
何事も、「行動」しないことには何も始まらない。そのことは今までに読んだ多くの本で知っていたはずですが、自分は楽な方向に流されてしまっているなと改めて実感しました。
≪あとがき≫
本では著者の前田裕二さんがどんな風にメモを書いているのかも紹介されていて、近々専用のノートが発売されるそうです。
また、巻末には何と自分を知ることができる1000個の自己分析質問が掲載されています。
正直、私は挫折しちゃいましたけど、これらの質問に答えると本当の自分に気づけるのは間違いないでしょう。
私が心に残ったのはこの言葉でした。
人生は素晴らしいものです。本当に無限の可能性があります。
必ずしも、今皆さんが向き合っていることがすべてではない。
無限の選択肢の中で、自分の人生の幸せを最大化するものが一体何なのか、考えてみてほしいのです。
感じたら、何故そう思ったのかを掘り下げ、それに対して自分はどう行動するか。
「行動ありき」そう強く思ったのでした…。
読み終わり、さっそく次の一冊を手にしました。そのお話についてはまた後日ご紹介させていただきます。
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