世は大転職時代

終身雇用が崩れた、と言われて久しい。
でも、これまでそこまで実感がなかった。

今は実感しています。
世は大海賊時代ではなく、大転職時代の到来である。

最近テレビを見ていても、ミドルの転職、ハイクラス転職、…
そんな言葉をよく聞く。

今年に入って、早期退職募集が相次いでいる。
・資生堂:1,500人
・オムロン:国内外2,000人 国内1000人で対象年齢は40歳以上
・ワコール:150人
・イトーヨーカ堂:45歳以上対象。2月末までで700名程度応募。
・ソニー・インタラクティブエンターテイメント:世界で約900名
・東芝:5000人規模

安定した会社に入ったら、安泰という甘い世の中ではなくなった。
エージェントもたくさんあって、人材紹介会社の業績は
右肩上がりなので、業績が悪くなったら、別の会社にチャンスを求めて転職することは当たり前になってくると思う。

YouTubeとかでも転職関連の動画はけっこうありますね。

●政府の労働市場改革=働き方の見直し
・退職金の税制見直しが検討されているとのこと
https://www.youtube.com/watch?v=f_m67HHg8rw

●2024年の転職市場の展望
・中途採用に力を入れ始めた企業にはチャンスがある
・転職は普通になった
・転職希望者は増えているが、転職者数は横ばい
https://www.youtube.com/watch?v=aQsSTHpR_zs

終身雇用はもう崩れている。
経営の手腕が低く、現場任せの会社にいても、
キャリア的にもスキル的には成長は見込めない。
グローバル競争が激しい中で、自分の乗っている船がしょぼかったら、
自分の能力や努力だけではどうにもならない。
成長している会社に、新たなビジネスチャンスが生まれ、
新たなポジションが必要になり、新たな人材が必要になり、
キャリアアップのチャンスがある。
成長しない企業の人事やキャリアは政治的で、内向きで、
役に立たない(政治力をつけるにはいいかもだけど)。
人の能力とは絶対的なものではなく、環境との適合性だと思う。
自分の持つ能力と合致した環境にいることで活躍できる。
能力があっても、環境がしょぼくチャンスがなければどうしようもない。

ということで、殊更に転職を進める訳ではないが、
今働いている会社の成長性ややり方、腐った文化、崩壊したマネジメント、
経営のビジョンや具体性のなさ、などに限界を感じたら、
日本のサラリーマンも転職を考えていいと思う。

昔は転職35歳限界説があったが、転職マーケットは変遷し、
40代の転職も普通になってきた。
コンサル、企画職などの特定のハイクラス領域では、
40代の転職者の比率が高い。
https://www.youtube.com/watch?v=SzjjTu9ynfw&t=1686s


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