2020.11.14

晴れ。
夕刻、善行堂で、些末時研究という本を発行している福田さん、ミュージシャン・小説家の東賢次郎さん、荻原魚雷師匠と待ち合わせ。PASMOを家に忘れ、バスに間に合わず、歩くルートを間違え、細かいお金を持たず、色々間違えながら、なんとか合流できた。
ナミイタアレにある村屋に行く。そこで服の販売会をしていた「途中でやめる」の山下陽光さんを紹介していただく。魚雷師匠のファンだという山下さんと師匠の邪魔をしてはいけないと思いつつ、挨拶をすると、僕の本のことを知って下さっており、差し上げるつもりで持ってきた本を買って下さった。非常に恐縮であり、非常にありがたかった。その後、東賢次郎さんも買って下さり、まるで押し売りしに行ったような形になってしまったが、皆さんの好意に甘えさせてもらう。皆んな本当に器の大きい人ばかり。すでに読んで下さっていた魚雷師匠、福田さんからも魂がふやけて昇天しそうな嬉しい感想をいただき、久々のビールも手伝って、しなしなになる。
楽しい夜だった。自分はマジで大した話はしていないが、一応座談会という形だったので、些末事研究の最新号が出た暁には何かしら活字になるのかもしれない。
店は盛況で、昔御世話になったレコード店の方に久しぶりにお会いするなど嬉しいことも沢山あったのだが、やはり自分的には人が密集する状況が少し気になってしまう。感染者は増える一方だし、東京、大阪ほどでないにしろ京都も増えている。ほかのお客の、気が緩んでいる、というかもはや気にしていない感じが少し引っかかってしまった。とはいえ、自分もそこで飲み食いしているのは同じだし、彼らばかりを責めれない、またお店のことも思えば、色々難しい。なんでこんなことになってしまったのか。

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