2020.11.2

雨。
人もまばらな電車に乗って、奈良・大和郡山のとほんへいく。数年ぶりになってしまった。
津村記久子「サキの忘れ物」とジェレミー・マーサー「シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々」を買う。
雨の郡山は慕情だ。
束の間の電車の旅、大阪は水無瀬の長谷川書店を目指す。途中、奈良の何処かだろうか、結構な川があり、なぜかその中程にチップスターの空筒がたゆたっているのが見えた。
川面のチップスターは慕情だ。
こちらも久しぶりになってしまった長谷川書店。相変わらず良い店だった。ずっと読みたかった村井理子「兄の終い」、レーモン・ルーセル「アフリカの印象」を買う。
夜の水無瀬はやっぱり慕情。

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