見出し画像

夢(異世界パラレル京都)

 また再び京都の夢を見た。
 河原町、新京極、寺町通り辺りを散策している気分であるけれども、現実世界とは距離感が異なっている。またいつもと同じ設定の夢の中の京の街並みである。私はこれを「異世界パラレル京都」と名付けてみることにした。
 商店街の一角の本屋は、とても歴史のある建物の1階部分にあり、高い天井は昔の大きな銀行のような面影を残している。写真を撮ろうかと迷うくらいのレトロさ、ネオ東京感が感じられたのだ。
 そしてすぐ近くにある雑貨屋。これはおそらく何処かのツイッターかインスタで見たことのある風景なのであろう。赤い自転車が印象的なディスプレイと英語の看板。今回は時間がないからと入店は諦めている。
 私はどうやら再びこの地に引っ越すかも知れないという、夢での設定であった。今日の宿も決めずにこの地を散策していた。余程急いでいるのであろう。母親と電話でやり取りをしていたのであるけれど、その内容は全く覚えていない。オフレコなのであろうか。
 こんなに胸が高鳴る経験は、現実世界ではそれほど多くはない。吉兆なのだろうか。
 それとも何か未来に繋がる伏線があるのであろうか。
 思考と夢と幻と、微かな記憶の彼方に存在するこの街京都。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?