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自然の博物館と長瀞渓谷

今日は子どもたちと長瀞に行ってきました。

最初の目的地は上長瀞駅の近くにある埼玉県立自然の博物館。埼玉の鉱物や動植物についての展示が充実しているそうで、子どもたちだけでなく私も楽しめるのではないかと期待していました。

エントランス手前にあるパレオパラドキシアの像

この奇妙な動物はパレオパラドキシアという名で、今からおよそ1500万年ほど前の関東平野が海だった頃、このあたりに生息していたそうです。館内にはパレオパラドキシアの化石や骨格標本も展示されています。

オリエンテーションホールの天井からは、巨大なサメの復元模型が吊り下げられていました。

カルカロドン メガロドンの復元模型は全長12m

これはカルカロドン メガロドンという種で、2500年前から400万年前にかけて生息していたとのこと。実寸大なので小学生でも容易にスケールを理解できます。海なし県の埼玉の山あいで巨大な魚の化石が見つかっているというのも、子どもたちにとっては意外で興味深い話でしょう。

地学展示ホールで目を引いたのは、秩父鉱山で採掘された多彩な鉱物でした。見たこともない結晶が多く並んでいて、説明書きもわかりやすく、たいへん面白く感じられました。そのほか貝類の化石やゾウの骨格標本などもあり、大人も子どもも楽しめる内容でした。

2階では「自然の色と模様」という企画展が開催されていて、昆虫や鳥などの色に関する展示が充実していました。こちらも面白い内容でしたが、6月18日(日)で終了とのことです。

博物館を堪能した後は荒川のほとりへ移動。渓谷の景観を眺めていると、ラフティングを楽しむ人々が何組か下っていきました。

渓谷を下っていくラフティングボート

川沿いを通って長瀞駅方面に向かう遊歩道があるようなので、博物館でもらった地図を頼りに進んでいきます。遊歩道といってもしっかり整備された道ではなく、標識がほとんどないので正しい道を進んでいるという確証は得られないのですが、通れるところを通って下流に向かっていけば大丈夫でしょう。

子どもたちの安全に気を配りながら進んでいくと、広大な岩場に出ました。長瀞を代表する名所・岩畳です。岩ばかりではなく草木もそれなりにあり、独特の景観を作り出していました。

岩畳の風景。右側は水溜まりだが、対岸の山も映り込んでいる

さらに少し進むと人が増えてきました。そうなるとゴールは間近です。疲れを感じ始めていたので、正直ホッとしました。おそらく子どもたちも同様だったでしょう。

長瀞駅に近づくにつれて、人が目立つようになった

長瀞駅の近くにある店でかき氷を食べてから帰路につきました。梅雨の中休みの充実した1日でした。

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