【伝え方】感謝と謝罪は本題を伝えやすくなる
感謝と謝罪が言えれば、たいていの話は聞いてもらえます。言い換えると、感謝と謝罪が言えないと、話を聞いてもらいにくくなります。
話を聞いてもらうには準備が必要です。いくら良いことを伝えようとしても、順番を間違うと失敗します。「物事には順序がある」と昔から言います。
料理も同じです。火の通りにくい食材から炒めます。すべての食材を一緒に炒めると、シナシナとちょうどいいのと疎らになります。
本題を伝えるための準備が感謝と謝罪です。感謝と謝罪をきちんと伝えられると、本題が聞いてもらいやすくなるのです。
感謝を伝える
「昨日はありがとうございます。」この一言が言える人と言えない人がいます。「また連れていきたいのはどちらですか?」と聞かれたら、前者ですよね。
気の利いた言い回しはいらなくて、シンプルに「ありがとうございます」が言えればいいのです。
「お礼を言いたくない」という謎のプライドを守って、価値提供ができるなら問題ありません。マックの店員さんが「ありがとうございます」を言わなかったら怒られます。
そのくらい大事なのです。
感謝は具体的に伝えるとより刺さる
ありがとうございます
昨日はありがとうございます
昨日はお時間いただきありがとうございます
時間(when)や内容(what)を添えると、より具体化します。「なにについてのお礼なのか」を明記することで、より相手に伝わるのです。
抽象的だと相手はピンときません。心の中で「ん?なんのこと?」と、お礼を言われる喜びよりも疑問が大きくなるのです。
ちゃんと謝る
すみません
申し訳ありません
申し訳ございません
この3つを使いこなすだけで、謝罪対応がスムーズです。「ぜったい今謝るところじゃん」というポイントで、謝罪できないと相手の温度はどんどん上がります。
仕事をしていて事故は一定数おきます。事故をゼロにすることは、アンコントロールです。いっぽうで1件あたりの対応工数は減らせます。それがクレーム対応のスキルなのです。
「謝ったら負けなの?」と思うくらい、謝罪できない人がいます。謝罪は交渉や調整への導入です。導入がうまくいかないと、交渉の土台がつくれません。交渉をうまくいかせるには、最初の一手が肝心なのです。
謝罪の理想は雨降って地固まる
トラブルは起きちゃったものは仕方ありません。真摯に謝るのは当然のこと、原因究明し再発防止策を考えて実践していく。これに尽きます。
そのうえで謝罪のときに考えるのは、「どう課題解決していくか」です。溜飲を下げるだけでなく、最悪の事態(賠償問題)に発展することを避けるのは大前提。それは下限値です。
理想は「次もよろしくね」と指名されることです。次につなげるためにどうするかを念頭に、アクションしていくことがポイントです。
まとめ
以上、感謝と謝罪は本題を伝えるために、大事だよねというお話でした。それでは。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?