杉本康雄(青森県立美術館長 / アートミュージアム5館連携協議会) - 地域の魅力を発見していく起点としての「美術館」
アートツアーのあり方が大きく変化していると感じます。デジタル化が急速に進み、データによる分析力、論理力を中心とする左脳中心の世界が強まっているイメージがあるかもしれません。それと同時に感性や創造性を中心とする右脳の世界やアートへの注目が強まっており、この傾向は新型コロナウィルスの登場によってさらに顕著になりました。これまで当然のものとされていた価値観が崩れ、自分がどう考えるのか、自分なりの答えをどう作っていけるのか感性や発想力が問われる時代に入っていると感じています。
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