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カメラ越しに本当に見えているもの

少し前に、景色が良かったので何気なくスマホで撮影したこの画像。

たしか、デジタルズームの最大で撮影していたと思います。よく観察してみると、塗り絵のような、のっぺりとした着色になっているのが分かります。

スマホで撮影した工事現場の様子。

拡大すると、もっと分かりやすいです。画面の真ん中少し右に、黄色と赤色(オレンジ?)の重機が見えますね。そこへ合わせてPCで拡大したものが下記の写真です。

重機の着色が塗り絵のよう。

どうでしょうか。これは、デジタルズームしたことによって解像度が下がるので、不自然にならないようにスマホのコンピュータが上手く調整してくれた結果ですね。Google PixelのCMでフワちゃんが消しゴムマジックで写り込んた人を消していましたが、本質的にはあれと同じです。

カメラはレンズを通った光を記録するものですが、スマホを含めて最近のカメラ撮影したものは、自分の目で見えている光景と実は結構違うんじゃないでしょうか。

それは、コンピュータが情報を離散的に扱い、加えて色々な処理をするからです。メディアがもっと発達すれば、むしろ人間が肉眼で実物を見た時に違和感を感じるようになるのかもしれません。そうなったとき、人にとって「本物」が何かというのも変化するのかも。

でも、やっぱり連続的な実物を見たり聞いたり触ったりするのとは現段階において情報量が圧倒的に違います。

コンピュータは情報を離散的に扱うからこそ成立するし、非常に便利で欠かせないものですが、私にとっての本物を大切にしていきたいです。

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