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脱CO2の研究者として、2021年を振り返る

こんにちは! 研究者せしおです。
2021年2回目の投稿です。
はてなブログの方はほぼ毎日更新しているのですが、2ndブログの位置付けのnoteは更新できていませんでした。


僕は製造業の会社員で、脱CO2関係の研究者です。
CO2回収技術を10年以上前から研究開発していて、今はCO2有効利用技術も研究しています。


2020年10月に菅前首相がカーボンニュートラル宣言をして迎えた2021年。
SDGsは当たり前となり、COP26も話題になりました。
これまでの10年間は端っこでコソコソと研究していたものが、一気にメインストリームになりました。
追い風なのは半分嬉しいのですが、残り半分は社会からの期待が過多だと感じます。


数年前から第三次AIブームが到来していますが、カーボンニュートラルもブームな感じがします。
長期的にやっていかなければいけないことなので、人々の慣れや飽きが怖いところではあります。

石炭や石油や石炭などの化石燃料は、非常に安価で便利です。
再生可能エネルギーは、一部では安価になりつつありますが、ほぼ全てを転換するにはかなりの負担を伴う可能性が高いと思っています。


不安定な電力を貯めることも運ぶこともなかなか大変です。
技術的にはやってやれないことはないですが、コスト的には資本主義向きではない感じがします。

何億年も前の動植物の化石を、わずか200年くらいでバンバン使っているわけですから、持続可能な感じはしないですね。
一方で、魅力的なものがあれば使い尽くすのが人間の性だとも思います。


世の中の風潮に一喜一憂せず、2050年のカーボンニュートラルに向けて、2022年もコツコツと研究開発していきたいと思います。

以上です。
今日も最高の一日を!

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