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無料配信イベント「文化と集団のアーバン・リサーチ──いま、都市のコミュニティはどうなっているか?」(1/24 (sun) 15:00-17:30)をやります

 明日1月24日(土)15:00-17:30に「文化と集団のアーバン・リサーチ──いま、都市のコミュニティはどうなっているか?」と題したオンラインイベント(無料)をやります。コロナ関連の諸々で、制作をどうしていくか考え直したい、というか考え直さざるをえなくなった人に参加してもらえたら嬉しいです。

制作のための共同性を(再)構築できるか?

ぼくは「セッション1:コロナ禍におけるライフワーク──生活だけでも、仕事だけでもなく」の企画と司会をメインで担当します。とりいそぎこのセッションについてだけ少し書きます。ここで話したい(聞きたい)のは、集まることが難しい状況のなかで、つくり続けるために必要な共同性を、どのように(再)構築するか?ということです。

自分のことを例にして言えば、これまでなにかをつくるときは、必ず合宿をやり、発表のときにはうさんくさいイベント(密)をやる。そういうスタイルが当たり前になっていました。共同性を生み出しながら制作を転がしていくことが、制作そのものの前提になっていたのです。昨年はそれができなくなり、仕事としてつくることも生活としてつくることも本当に停滞しました。実際の順番としては、停滞したことで、初めてこのことに気づかされました

自分自身の活動を離れると、一昨年頃からファンとして熱心に見ているデジタルゲームのシーンも印象的でした。そのシーンでは、リアルで集まる大会を開くことがコミュニティにとって非常に大切だったのですが、満足に開催できませんでした。その結果、本来ならば去年もっともっと伸びていくはずだったシーンなのに、やや熱気が下がってしまったところがありました。外から見たらオンラインでよさそうなコミュニティであっても、集まれないことが大きな傷になるのです。

とはいえ、ぼく自身の話に戻ると、去年自分の制作や活動を支えてくれたのは結局はオンラインのコミュニティでした。一番救いだったのは、mocriのような作業アプリです。似たような境遇の人と少し通話をしながら制作に取り組むことの楽しさや、なんとなく感じられる連帯感は、大変居心地がよかった。自分のようにオンラインで集っている感覚をある程度もてる人もいれば、なんとしてもオフラインで集まらなければならない人もいます。

このセッションでは、オンラインかオフラインかどちらか、というような話はしません。どのような条件なら共同性をオンラインで創出しうるのか。あるいは、オフラインを貫けるのかを事例ベースで考えていきたいです

出演をお願いしたのは、編集者の小林えみ氏、DJ / ライターの米澤慎太郎氏、トーチのさのかずや氏の3人。お三方が活動している領域は、それぞれ出版、音楽、事業開発やクリエイティブと、まったく違います。しかし、それぞれが自分自身の仕事やリサーチのなかで、制作者たちのユニークな共同性やネットワーク(ときに公共性と呼びうるかもしえない)をつくったり、参加したりしている。この点において刺激的な対話ができると思っています。

見たい方はZoomかYouTube Liveで

配信はZoomウェビナーでもされますが、気楽に見たいという方は配信がはじまる15時頃に下記チャンネルにアクセスいただくのがよいかなと。ただ、YouTube Liveのチャット欄を見る余裕があるかわからないので、質疑などをちゃんとしたいよって方はウェビナーで!

ずっと考えてたことをみんなで話せる機会なので、おもしろくなるようにがんばります。気になる人はぜひ見てみてください!

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