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おどりのようなもの

面白かった本や記事、関心のあるメディア、よかったイベントなどについて、身辺雑記のかたちで記録しています。気楽に読んでもらえたら。
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#キャリア

再起

もうだいぶ前だけれど、前回東京に行ったとき、ゲンロンという会社を経営している批評家・東浩紀氏に会った。ぼくは氏を高校生の頃からいままで、非常に熱心にフォローしている。そのわりに、直接話すのはほとんど初めてだった。 なぜそういう機会があったかというと、ゲンロンの原さんという編集者と、我らがブー社&レトリカで小松理虔『新復興論』の特設ウェブサイトをつくったからだ(ありがとうございます!)。 ──ちなみに、人間関係を書いていくとキリがないけど、この『新復興論』を書いた小松さんと

37歳理論

37歳理論。それは、最近レトリカ民の一部で流行している謎の年齢カウント手法だ。レトリカ西東京支部のジョージ(カバー画像に映っている男性)が、この奇妙な算数を提案した。 やり方はしごく簡単である。37歳以下の人間が、いますぐ自分の年齢を37歳にすること、そして、そのまま37歳までずっと37歳に据え置くことだ。 ──このジョージという男、37歳になる以前は29歳だった。19歳のとき、彼は自分の人生が今後10年ほとんど変わらないであろうと悟り、次の瞬間、ただちに自らを10年後に

井庭先生と対談@SFC

この記事でも書いたけど、大学の恩師である井庭先生と対談してきた。 事前準備なしで一番面白いと思ってることを喋るみたいなコンセプトなので、なんの話になるかよくわかってなかったんだけど、わりとこのnoteにいつも書いているような感じの議論になったので、すごいよかった。 なにか新しいことやるためのバッファやタメを社会のなかにどうつくってくか、そのバッファのなかで具体的にどういう工夫が有効か、みたいな感じ。 そのうちウェブで動画が公開されると思うけど、時間かかると思うので、とり

転職した

津和野に来てから役場の非常勤公務員(地域おこし協力隊)として2年半勤務し、その間に下宿をやるための会社をつくった。もう半年は任期がある。しかし、この3月でやめることにした。 前からここでやめると決めていた。やめようと思った合理的な理由はない。なんとなく年度末で区切りがいいし、そろそろ下宿&レトリカ&noteでどうにか死なないようにする計画(通常の用法では計画とは呼ばない可能性が高い)を始めようかなと思っていたくらい。

イマジナリーな領域と、戦うべき現実について

ドゥルシラ・コーネルに『自由のハートで』という作品がある。ぼくはこの本に書かれている、「イマジナリーな領域」という概念が好きだ。

ヘルシーな未来について

自分の将来をどう描くか、という問題について書く。 まず出発点として、事業計画や未来予測と比較してみよう。ぼくは、それらと自分の将来像の間には、大きな違いがあると思う。なぜなら、自分の将来は描くのも描かれるのも自分だからだ。 リアルな未来