クリストファー・アレグザンダーの「少年」
建築家のクリストファー・アレグザンダーは、『都市はツリーではない』のなかで、「遊び」について語っている。卒論のために読んでいた中谷礼仁『セヴェラルネス+ ―事物連鎖と都市・建築・人間』がきっかけで、このことを知った。
CIAMの理論家達が好きな思想の一つにリクレエイションと他のものの分離がある。この考え方は現実にみられる都市の運動場に具現化されている。アスファルト塗装され柵で仕切られた運動場は、<遊び>が我々の心のなかでは独立した概念として存在するという証拠を表すに