読書記録「うちの父が運転をやめません」

ネタバレ注意

垣谷美雨先生の作品。

作者がどういった人間かは知らないが私なりに作者はこういう事を伝えたいのかと読み取った。
高齢社会による地方の過疎化、車社会の弊害、高齢者の事故をテーマにしつつ、誰しも今が1番若いからやりたい事をやるべきということを伝えてきている。何歳になっても新たな事を挑戦し続けることの大事さがこの小説から読み取れる。

主人公は(たしか)50くらいの男性。地方出身で妻と大学受験を控えた息子の三人暮らしだ。
主人公は帰省に伴い、高齢者の父の運転が危ないのではということを考え始める。

中盤まではうだうだとしており現状を先延ばしをし続けているだけでなんの発展もないが、最後には田舎で働き、そして田舎のコミュニティの一部になり始める。

正直中盤のひまわり号との出会いまではあまり読もうとは出来なかったが最終的には後悔のない作品になっている。

20240701

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