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No.56 鬱状態を抜け出す 私のケース① 〜過去を終わらせる〜

私が「過去に引きずられるのを止めよう」と思い、「過去を終わらせる」と心の底から決めたのは2020年でした。

それ以前の私は、4年間鬱で動けず、感情というものが消え、喜怒哀楽が生まれない何も感じない、自分の中に何も芽生えない、自分の将来にも希望どころか悲観も不安も何も浮かんでこない。その状態から生まれた絶望を抱えて、ただ横たわり息だけをしているような状態でした。

そうやって4年が経った頃、ある日、「もうこんな状態は嫌だ。また元気になりたい」という考えが、本当に突然、ふっと生まれました。
それからなんとか起き上がり、前に進もうと足掻き続けて更に3年。
元気になりそうなことを探し、心のこと、体のこと、住環境のこと、色々とやりました。
どれも良いもので、それなりに効果はある。でも今ひとつ、何かが噛み合わない。もう少しなのに何かが違う。

そんな時、これも突然思いました。
「過去を終わらせよう」

ああ、そうか。
それまで私は前進することだけを考えてアクセルを踏んでいたけれど、私の中にはブレーキを踏んで、動かさないようにしているものがあるんだ。
私を鬱という状態にして、いわば強制終了のような方法で動かないようにさせていたもの。
その原因に気づいて、そこを解決する必要がある、ということかもしれない。

その頃の私は、鬱は、私が私自身を守るためにとった手段だと理解するようになっていました。
これ以上同じ状態が続いたら危ない。本当に参ってしまう。だから、体が鬱という方法で〝動けない〟状態になった。
そこには、放ったらかしにしてはいけないものがあるのかもしれない。
だから、そうなった問題の大元の原因を解決せずに再び動くことを許さなかったんです。私自身の本能が。

川の上流で流れを堰き止めているものを放置したまま下流の水量を増やそうと試みても変わらない。そんな感じだと思いました。

「過去を終わらせる」
その考えは私の腑に落ち、とてもしっくりきました。

続きは次回に!

鬱の記事も書いています。
もしよかったらお読みいただけると嬉しいです。


最後までお読みいただき、
ありがとうございます。

今日も幸せな一日でありますように!

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