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2023ギリギリ滑り込み日記

今年の後半は全然noteを更新できませんでした。

学業のほうが普通に忙しかったのに加え、就職活動、単純に書きたいことが思い浮かばなかった、その他もろもろのモチベーションの不足に対する言い訳が挙げられますが、半分以上は怠惰です。

ちょうど1年前も駆け込みで投稿をしましたが、今年も結局こうなってしまいました。人というのは1年経ってもあまり進歩しないですね。来年こそはもうすこしnoteも頑張りたいのですが、来年は修士論文の提出というラスボスが待ち構えているので今年以上に厳しいかもしれません。そう思うと、今年がたくさん学業とはあんまり関係のない文章を生産するラストチャンスだったのに……。

noteの更新はそんな感じなのですが、メインの学業の方は、逆に今年の後半(=修士1年の夏〜冬)からグッとこれまでなら触れてこなかったであろうテーマにも取り組めたり、なんだかんだでなんとなくの修論に向けた研究の方向性が決まって切ったりと、それなりに実りがあった気がします。インプットがうまくいってるとアウトプットに割く時間と労力と気力が削がれてしまうというのは、当たり前のトレードオフなのかもしれません。

もう少し具体的な話をすると、学部、卒論、そして修士1年の前半と、完全に見ないふりをしていた人間の「心」(あるいは「感情」や「直観」のように言い換えてもいいかもしれません)について、暗中模索でもいいから何かしらの勉強をしようと、心理学や心の哲学と呼ばれる分野(のうち、自分の専門である経済学や意思決定理論と関係しそうな領域)の文献を結構読むことができました。

今のところは、読んで知っただけで自分の考えはなーーんもまとまんねえや!修論の方向性は決まってきたけど、肝心の内容も思い浮かばねえ!みたいな状態ですけど、まあ、「ごたまぜになった無知から、情報を得た上での困惑への前進は進歩なのだ」ということです。

……本書を読み終えても、はっきりした考えはまとまらないかもしれない。しかし、ごたまぜになった無知から、情報を得た上での困惑への前進は進歩なのだ。このことを過小評価してはならない。

ジョナサン・ウルフ『政治哲学入門』(坂本知宏 訳)p.6

来年は、修士論文をなんとか形にしながら、その過程で出てきた思考や言葉のおり、、みたいなものをうまくnoteにも流していけたら、いいなと思っています。

…たとえば僕が小説を書くとき、僕は自分のスタイルや小説の展開に沿って、ごく無意識のうちに材料となる断片を選びとっている。しかし僕の小説と僕の現実世界は隅から隅までぴたりと合致しているわけではないから(そんなことを言えば、僕自身と僕の現実世界だってぴたりと合致してはいないのだ)、どうしても僕の中には小説に使いきれないおり、、のようなものがたまってくる。

村上春樹『回転木馬のデッド・ヒート』 p.10-15
僕も村上春樹がここで言っているように、修論執筆の作業のなかでは拾いきれなかったおり、、をうまく言葉にしていきたい

来年でいったん学生としての生活はラストになる(はず)!悔いのないようたくさん読んで考えて書きたいです!

良いお年を!!

2023/12/31


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