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【SES事業】の始め方とは③

前回記事のSES事業の始め方①
続いて、SES事業の始め方③になります。

現在、MENTAプラットフォームを活用して、
SES事業の始め方・伴奏支援サービスを行っているのですが、
まずは、大きく風呂敷を広げてしまう傾向にあります。

前回の②では、コンセプトをしっかりと作りましょうと
記載をしましたが、今回は攻めだけでなく守りの部分を
考えていきましょう。


①基本契約書を準備


基本契約書とは、特定の取引先と継続的に取引を行う場合に、すべての取引に共通して適用となる約束事を取りまとめた契約書です。

基本契約書は個々の取引の具体的な内容ではなく、取引全般に共通する事項を定めます。具体的には、以下のような内容が盛り込まれます。

契約当事者:契約を締結する双方の会社名、住所、代表者氏名など
契約目的:取引の目的
取引範囲:取引対象となる商品・サービスの種類、範囲
契約期間:契約期間とその更新方法
代金支払方法:商品の代金、サービスの利用料の支払方法、支払期日
納品方法:商品の納品方法、納期
検査・検収:商品の検査・検収方法
秘密保持:契約内容の秘密保持に関する事項
知的財産権:知的財産権に関する事項
管轄裁判所:紛争が生じた場合の管轄裁判所
などなど…。

SESにおける、基本契約書の準備をしましょう。

②個別契約書(見積書・注文書)を準備


個別契約書は個々の取引の具体的な内容を定めます。
具体的には以下のような内容が盛り込まれます。

発注番号:個々の取引を識別するための番号
発注日:商品の発注日
納品日:商品の納品日
数量:商品の数量
単価:商品の単価
代金:商品の代金
支払方法:商品の代金の支払方法、支払期日
納品場所:商品の納品場所
検査・検収方法:商品の検査・検収方法

などなど。

◉顧客に提出するのは→ 見積書
◉パートーナーに発注するのは→ 注文書(発注書)
となります。

③勤務表・請求書を準備


SES(準委任型契約)の場合は、稼働に応じて請求単価が決まります。
プロジェクト参画前に、顧客より雛形をもらうケースが大半ですが、
稀に用意されていないので、なるべく自社の勤務表を準備しておきましょう。

請求書を送付する場合は、勤務表とセットで
送付することとなります。

④バックオフィス・法務担当・他


一連の作業は、取引を始めるタイミング、
請求書をするタイミングで、発生します。
月末月初は請求作業もあるので、数が増えてくる場合は
専任担当を配置したいところです。

また、営業が攻めになりますが、
守りの部分で、法務担当(リーガルチェック担当)なども配置したいです。
もちろん顧問弁護士と契約している場合は安心です。

❏まとめ


稼働のタイミングで、事務作業が意外と重荷になるものです。

営業事務に慣れている場合は良いのですが、
営業と事務作業を並行して行うと、営業のクオリティやスピードは
下がり始めます。

事業の大きさにもよりますが、
適切な人員配置ができるように、事業展開をしていきましょう。


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また、継続的なサポートをご希望の方には、MENTAでの、
SES営業さん支援を行っていますので、ご検討ください。


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