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コミュニケーションの共通基盤は大きい方がいい

皆様、こんにちは。丹野と申します。

現在、Servitization(製造業サービス化)やサービス・マネジメント、人材開発に関するコンサルタントをしています。その中で日頃、なんとなく思っていることを言語化しておきたくて、この度noteを始めました。

noteに書くコンテンツの中心は、コミュニケーションに関するものが多くなると思っています。

それは、「当たり前のようで当たり前でない」、「簡単そうで難しい」から。おそらく、多くの人が何度も失敗を経験しているコトではないでしょうか。私も、仕事やプライベート問わず痛い経験や失敗をしてきましたし、これからもすると思います。なので、自分のためにもこれまで経験してきたことや感じたことを整理して言語化しておきたいと思います。

友人や知人、あるいは初対面の人と会話しているとき、「なんとなく話が噛み合わないな〜」、「言っていることがわからないな〜」なんていう経験をしたことは、皆さんもあるのではないでしょうか。あるいは、会議中に「WBS(Work Breakdown Structureの略)を見せて!」などのローマ字3文字で表現されて戸惑うこともあると思います。私はWBSを初めて聞いた時、”ワールド・ビジネス・サテライト”と思ってしまいました。

端的に言うと、コミュニケーション共通基盤以外の会話が混じるとこのような状態に陥ります。この状態で会話を進めると、もう大変です。会話の中に参加している自分以外の全員が理解しているように見えてきます。そうなると、言葉の意味を聞くこともしづらくなります。結果的に、後から自分で調べる以外にありません。調べようにも、インターネット上の情報が、その時の会話の意味と同じかどうかなんてわかりません。なので、私はいつのことからか、

自分が知らない言葉が相手から出てきたら、迷わず相手にその言葉の意味を聞く
自分と相手の話が噛み合わないと感じたら、迷わず相手に話の違和感を伝える

ということを意識、行動するようになりました。
反対に、多義的な言葉を自分が使う時には、なるべく言葉の定義を伝えてから使うように意識しています。それでも、”意味わからない〜”と言われることもママありますが。。。

コミュニケーションにおいて、共通の言語や知識、すなわち共通基盤を大きくすることはとても意味のあることだと思います。特に、日本では、暗黙的な要素が会話の中に多く含まれる傾向があります。わからないことや違和感をそのままにして問題が起こるくらいなら、初めに会話を揃えていきましょう、というのが共通基盤を大きくするという意味です。共通基盤を大きくするために、聞き方、教えて貰い方の配慮は必要ですが遠慮をしてはもったいないです。

ちなみに、文中に出ているWBS(Work Breakdown Structureの略)は、プロジェクト管理手法の1つです。作業を詳細(個人作業レベル)に分解、階層的に構造化して全体と詳細双方を把握しやすくするための手法です。



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