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うつって自己診断できないの?!

・まず挨拶

こんにちはパブロフのぼくです。

イラストや音楽を残す場所が欲しいと思い、つい先日にnoteを始めました。今回は自分の鬱だった時の体験を、自己紹介として書こうと思った次第です。

・”鬱になった経緯を~”なんて思ってたけど、いまだにあれは鬱だったのか?と思う

 2019年10月~2020年2月の3か月、仕事もせずに、ただスマホゲームをするだけの日々を過ごしていました。
 この事実だけだと、これは果たして鬱なのか?と思われるかもしれません。少なくともぼくはそう思います、というか今でも少し思っています。あれは鬱だったのだろうかと。精神科や心療内科に行って正式な診断を受けたわけではありませんし。ただ、その時の行動や思考を一つずつ挙げていくと、今と比べて異常だったと実感します。下はその一部です。

・シャワーは週1(入りたいとはぼんやり思っていた)

・食事は1食、コンビニ弁当2つ、スナック菓子とチョコレート、デザート(止めないといけないとは思っていた)

・ずっとスマホゲーム12時間くらい、飽きたら動画(何かに夢中になってない時間が怖かった)

・電話やラインは全部とれないし、見れない(怒られると思っていたから?)

・トイレとコンビニ以外はずっとソファーの上

・部屋には放置された弁当の容器がたまっていく

・寝るのは日が昇ってからソファーで

 今でも時々思い出すのは、コンビニの帰り道です。上に書いてあるような日々の中で、唯一ぼくが外部のメディアに触れていない時間でした。コンビニの袋をもってぼーっと歩いている中でいつも考えていたのは、「自分はいらない人間だな」ということでした。
 当時の行動などを客観的に並べてみると、自分が精神的異常を抱えていたことを改めて認識させられます。とはいえ復調してきた今では、「あれはうつだったのか?」、「そうだとしても軽いうつだろう」なんて思う瞬間があります。

・気になったので改めて”うつ病”だったか調べてみた

 この記事を書いていて、本格的に「あれはうつ病だったのか?」と気になったので、調べてみました。
 ”うつ病の診断基準”というのは、一応あるみたいです。精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM)と呼ばれるものにうつの診断基準が規定されています。アメリカの精神医学会によってい策定された基準ですが、国際的に広く使われているようです。その基準は以下の通り。

以下の3つの条件を満たす場合、うつ病と診断される
条件1:①か②に当てはまる
条件2:全9項目中5項目以上を満たす
条件3:当てはまる項目の症状が2週間以上続く

①抑うつ気分:気分が沈むあるいはすぐれない日が毎日の ように続く.
② 意欲・興味の低下:今まで普通にできていたことがおっ くうで,やる気がでない.
③ 自責感:周囲の人に迷惑をかけているのではないかと悩む.
④ 焦燥感または制止:イライラして落ち着かない.考えが 前に進まない.
⑤ 倦怠感:いつも疲れを感じている.疲れやすい.
⑥ 集中力低下・決断困難:集中力が続かない.決断ができ なくなる.
⑦ 食欲低下:食欲がない.食べてもおいしくない.
⑧ 不眠:寝付けない.途中で目が覚めて眠れない.朝早く に目が覚める。
⑨ 自殺念慮:生きていても仕方がないと考える.

参考にした記事)岡村 仁:うつ病のメカニズム;バイオメカニズム学会誌,Vol. 35, No. 1(2011)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sobim/35/1/35_3/_article/-char/ja/

 当時のことを思い出してセルフチェックしてみると、6つ当てはまりました。おーやっぱうつ病だったんじゃんと思ったのもつかの間、問題が1つ。

DSMはそのような診断の過程で、熟練した医師により、診断基準の一つとして使用されるものです。一般の人がDSMの診断基準を見て、安易に自己診断をすることはできません
DSM-5には、診断基準は「障害の包括的な定義を構成するものではなく」、各障害は「短い要約ではとても描ききれないほど認知的、情動的、行動的、生理学的過程が複雑にからみ合っているもの」だと書かれています。

引用)DSM-5(精神障害の診断・統計マニュアル第5版)とは?主な内容、診断基準としての使われ方、診断後に受けられる治療・支援を解説します
https://snabi.jp/article/127

 要約すると、プロしか診断しちゃだめよ、とのこと。どうやらうつ病を素人が簡単に判断する術はないようです。なので、ちゃんと知る方法は2つ。

①専門家に見てもらう
②プロになる

 実感として快方に向かってる今となっては、①は不可能。だからプロにならないだろうけど、少し調べていこうと書きながら思いました。
 とりあえず、うつだった、と思っていた時のことは、原理的には明確にできないみたいだから、自分で規定してしまおうと思う。

・あれは”うつ”だったのだ

 あれはうつだったのか?という疑問を持つと同時に、こういう考えこそがうつ病罹患者の特徴的思考なのでは?という推測が浮かび上がった。もしかしたら正式にうつ病と診断された方でも、自分の症状に疑問を持っている人は多いのかも。自分はまだ正常である、と認知を意図せずにゆがめてしまうようなこと。正常性バイアスというやつです。
 ぼくは死にたいと思うほど重症化したわけではありません。そんな人からすればこれらの症状は軽微なものともいえるのかもしれません。しかし、だからと言って自分の精神的異常を見過ごす言い訳にはならない。程度の差はあれど、異常は異常。それを偏見抜きにしてつぶさに受け止めなければならないと思います。

 だからぼくはあのときの経験を”うつだった”ということにしようと思う。

・あんまりうつに関してためになる記事になってないなぁ

 つらつらと考え、調べしながら書いていたのでまとまりが悪いですね。うつに関して調べてたら、いろいろ面白い情報があったりした。
 例えば

・うつ病の生涯有病率:5~20%
・うつ病の遺伝率:37%
・躁うつ病の遺伝率は89%

 などなど。今回書いたことの結論って、「うつ病は自分で判断できません」、「ぼくはうつ病だったかわかりません」、「でも勝手にうつ病だったってことにします」って感じで見てても役に立つの?これ?みたいな感想を抱いてしまう。なので、もう少しこのことについて書いていこうと思う。思いつくのは、

・うつ病を経験してからやめたこと
・うつ病を経験する直前の生活、きっかけ
・うつ病を経験してから始めたこと

 とかですかね。どれも調べてみたら、うつ病後に取捨選択した行動は、医学的な後付けができそうなことだったので、こっちはもしかしたら参考になるかもしれません。なので、次回以降もうつについては扱っていこうかなと思う次第です。今回はこんな感じでまとまりない感じで終わります。最後までお読みいただきありがとうございます。この記事が誰かの何かのためになればいいな。


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