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今のソシャゲは昔よりローグライクっぽいって話

本題に入る前に、次の2点はご了承を。

・ここで言う「昔」は、「GREEやmobageからアクセスするポチポチゲー」の全盛期を指している。大体6~7年ぐらい前かな?

・全体的な傾向(と僕が思ってること)の話であって、個別の「そうじゃない」事例は、多分探せばそれなりにある。

そもそも事の発端は、「人権キャラ」という言葉に違和感を持ったことだった。

よく考えてみると、その「人権キャラ」をガチャで引き当ててなくても、結局みんな攻略できてない? と、ふと思いまして。

今プレイ中のソシャゲに『FGO』があって、僕は孔明とマーリン(※どちらも人権キャラ)を引き当ててるんだけど、仮に2人がいなくても攻略のしようはある気がする。

でもその割に、そんなこと大きい声で言うと、他の人権キャラ全く引き当ててないプレイヤーに刃物で凸っとされそうだな…とか思ってる内に、ある考えがまとまった。今のソシャゲは昔と違って、ローグライクっぽくなった、と。

ローグライクのプレイ経験がある方は、アイテムを持ち込まない時のプレイを思い浮かべてほしい。

地形等と同様、手に入るアイテムは毎回ランダムだ。なので強い武器だとか、有用性の高いアイテムがいつも手に入るとは限らない。

だからプレイヤーが考えるのは、主に「ランダムに手に入ったアイテムを駆使する」ことだ。これによって攻略を有利に進められるようになる。

そして、そのアイテム活用法の経験則が、プレイする度に脳内に蓄積されていく。だから段々、スムーズに奥へ進めるようになるのだ。

ローグライクについて「キャラクターレベルは毎回1に戻るが、リアルのプレイヤーレベルは上がり続ける」と聞いたことがあるけど、確かに頷ける話。

今のソシャゲも似たようなもので、手に入るアイテムはガチャ結果に相当する。ランダムだし。

そしてランダムに集まったキャラクター等を集め、その運用方法を考える方向にソシャゲはシフトしていっている

たった一人の最高レアリティのエースが無双する、なんていうのは、そもそもレベルに大差がある時とかだけ通用する話だ。大体はエースの他に、その能力を引き出すサポーター、埋められない穴を担当する別方向の能力持ち、そういったものが必要になってくる。

その組み合わせ等々を考えるのが、今のソシャゲにおける「アイテムの駆使」だ。

知らない人も多いかもしれないが、昔のソシャゲに「人権キャラ」なんて生温い存在はなかった。

例えばレイドイベントが始まるとしよう。するとイベント開始と同時か、あるいは少し前から、有料のイベントガチャも始まる。

イベントガチャからは、「レイドボスに与えるダメージが15倍になるキャラ」なんかが出てくる。俗に言う「イベント特効キャラ」だ。

15倍

誇張じゃない。昔はそのぐらい普通だった。出現率? 出るまで引けば100%だよ?

分かるだろう。それなりの順位にランクインしたければ、このイベント特効を引き当てるしかない。だって最高レベルのレイドボスは、15倍ダメージ前提のバランスだから。

(じゃあガチャの代わりに15倍の回復薬を使うか? 甘い。君が用意できたのと同じ数の回復薬を、なぜランカーは用意できてないと思えるのか)

つまりイベント特効は「人権キャラ」なんてものではなく、(敢えて少し大袈裟に表現するが)「生存権キャラ」だった

さらに言えば、イベント特効は「ある特定のイベントでのみ有効」なので、次のイベント時には「生存権キャラ」が全く別のものになる。もちろん、新イベントガチャから出てくるキャラだ。

それに比べれば、かなり有情な時代になってくれたものです。

なら、今のソシャゲの「人権キャラ」とは何なのか?

結論から言えば、ローグライクの「強い武器」だ。

いると便利、汎用性も高い、色んな場面で活躍できる。でも必須じゃないので、いなくても割と何とかなる。そんな存在。

僕はやったことないけど、ローグライクは「杖以外禁止」等の縛りプレイが割と広まってるジャンルだと感じていて、これって今のソシャゲの「低レアのみで攻略」みたいなものに該当するのかなと思う。

つまり何が言いたいかというと、僕はスカサハ=スカディっていう『FGO』最強クラスの武器を引き当てたい。

よろしければ、是非お願いします。