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ザワメキ

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note内の自作詩を集めました。 ココロの羽ばたく音に耳を澄ますように。
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#現代詩

月と電線

月を見ながら歩いていると、 電線のレールに沿って、 月がずうっとまっすぐついてくる。 とき…

夏を 片づける

ススキのほうきが風に揺れるたび 雲の形が ほどけていって ひとはき また ひとはき 夏が…

僕が泣いても花は咲くから

  君が笑っても花は散るから   僕たちは 旅立つ前に 認めなきゃいけない弱さが多すぎる…

こぼれそうだ、月

ちょっとでいい 引っかかっていたいと思った せめて君の 手の先か つま先か 髪の先は素敵…

こごえる冬のあたたかさ

  冬は ぶきようだから あいしかたも ぶきようで いつも すべてを あたえてしまう。 …

これが恋なら

  そのひとが ねむるとき みている ゆめが こうふくで あれば いいと おもう   す…

サクラクイ  (期間限定公開終了)

  サクラクイは、闇から生まれます。 象の鼻のように長い口から、 小さな長い舌を出し、 アスファルトの上の花びらを ひとひら ひとひら 風のようにさりげなく 集めて食べて葉に変えます。 木は、葉という鱗を腕に体にまとって飾り 新しい一日を待つのです。 そして日が昇る頃、 サクラクイは、朝焼けに溶け死にました。    つづく……   ※「サクラクイ」全編は、セリザワケイコ詩集「音の蛹」に収録されています。  

チルハナ

風に散る花を眺める誰も彼も それぞれの場所へと散っていく             #詩 #現代詩 #…

花宵

つよい風が ごしごしと 月を磨いて 木々に抱かれたつぼみたちが ふくふくと 身を寄せ合っ…

雪虫

 目の前でドアが閉まっちゃった いつもそう乗りたくもないの電車になんか 車掌さんは気持ち…

長い話

泣きたいなぁ 泣きたいよ あたしはなんでこんなところに立っていて こんなに長い間 君の話…

誰にも言えない

 誰にも言えないことは存在しないのと同じで あなたが忘れるか 私が忘れるか どちらが先か…

ネコ助20番目の恋人

わたしの名前はネコ助です。 誰がつけたか知りません。 最初の恋は隣の庭に。 2番目と 3…