北海道の大学生seriが持続可能な食資源を語ります。
そもそも「持続可能」な「食資源」ってなんだ。
「食資源」は、
ざっくり言ったら、ヒトが食べるものを作りだす材料のこと。
稲や小麦、野菜、果物、肉、魚介...... だけじゃなくて、
「土」や「水」も入ります。
「持続可能」は、
将来、その機能を失わずに続けていくことができるシステムであるってこと。
だから、
「持続可能な食資源」=「土・水・植物などの天然資源の機能を保ちつつ、消費していくこと」
です。
ちなみに、
「土・水・植物などの天然資源の機能」は、ヒトの食料になる、食料生産の場になる、災害を防止する、生態系を維持するなどなど。
ヒトの食料を確保しつつ、地球を傷付けないようにするシステム作りをしないといけないのです。
good for human and the earth!!
持続可能な食資源を生み出す農業があるはず
農業は問題である。
農業は、温室効果ガス排出源。
温室効果ガス排出源は、電力と熱生産が25%、農業が10%。
農業の中でも特に問題なのは、畜産・合成肥料・稲作。
なんでかっていったら、農業による温室効果ガス排出量の37%が畜産、14%が合成肥料、10%が稲作、だから。
各過程でどうやって排出されているかは、キーワードだけ言ったら、腸内発酵、過剰な合成肥料と脱窒、水田と脱窒(嫌気性菌)だと思います。
私もまだまだ勉強不足。
農業は解決策でもある。
農業は、温室効果ガス吸収源。
植物は、炭素を吸収して、土に戻す。
土で有機化合物になった炭素は、土の中で長期間保存される。
植物の根は、水と土を保持する。
水や土を、その土地に留めておくことができる。
問題の面をできるだけ減らして、解決策の面を増やしていけば、
ヒトも満足に食べられて、地球の天然資源も回復させることができるのでは?
リジェネラティブ・オーガニック
農業を解決策にしたいという想いを持った時に出会ったのが、
Patagoniaさんが支援した「リジェネラティブ・オーガニック」という農法。
なんと全ての農業を、「リジェネラティブ・オーガニック」にすると、
地球上で排出される炭素の全量を土壌に固定できるらしい。
日本の農家さんへの認知度は低くて、
まだまだ拡がってないけど、
いいブランディングになるし、
炭素クレジットって仕組み使えば、お金にもなるかも。
まずは私がはじめてみるのもありかななんて思ってます。。。。
持続可能な食資源を選択する責任があるはず
先進国に住む皆さん。
「発展途上国には、饑餓で苦しむ人がたくさんいるからかわいそう」
なんていいつつ、毎日好きなだけ食べて捨ててませんか。
そもそも饑餓に苦しむ人(4億)って少なくなってて、
肥満(8億)や過体重の人の方が多いって知ってました?
「先進国には、肥満で病気になる人がいてかわいそう」
と私は思います。
有名な本「FACTFULNESS」を読んで、
発展途上国10億人、下位中所得国30億人、上位中所得国20億人、先進国10億人という事実を知りました。
自分で論文を読んで、
下位中所得国が上位中所得国になるのは約28年、上位中所得国が先進国になるのは約14年しかかからないことを知りました。
え、ってことは、約14年後に20億人が、約42年後に更に30億人が、
先進国のような生活をするようになるってこと?
このままじゃ、地球、終わっちゃう。そう思いませんか?
先進国に住む人こそ、持続可能な食資源を選択しないと!
seriは大学院で先進国の「食選択のロールモデル」を作りたい
下位中所得国30億人、上位中所得国20億人の人達が、
当たり前に「持続可能な食選択」をできるように。
今の先進国の真似をしないように。
大学院でやりたいことは、もっとまとまったら、note出そうと思います。
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