ボナパルトのエジプト遠征
ボナパルトのエジプト・シリア遠征に関する小説を書きました。既に完結し、セルフ校閲及び大規模改稿も終わりましたので、宣伝に参りました。
「汝、救える者を救え『逃げろーーーっ!』」
日本語タイトルは、ペンギンちゃんのご本に入りきらなかったので、フランス語で入れてみました。
"Sauve qui peut!" というのは、船が沈みそうになった時に船長が部下たちに言う言葉で、逃げられる奴は自分の裁量で逃げろ、という意味です。直訳すると、(自分を)救える奴は救え、ぐらいでしょうか。
このお話は、ボナパルトと、彼の下にくだった将軍ドゼの、献身と友情の物語です。
あ。私は、筋金入りのアンチ・ボナパルニストです。そこのところ、宜しくお願い致します。
ミステリが隠してあるのでうまく書けませんが、イベント的にはこんな感じです。
中心は、ドゼ師団の上エジプト遠征です。従来、あまり語られていないと思います。
それから、エジプトのマムルークや、トルコのパシャも力を入れて描写しました。
(もちろん、「エンババの戦い(ピラミッドの戦い)」や「アブキール海戦(ナイル河口の戦い)」なと、有名どころにも触れています)
西洋と東洋の文化の衝突が表現できていれば幸いです。
小説はフィクションですので、ブログで史実の解説、というか、フィクションとの境界をご説明しております(現在連載中)。かなりマニアックな内容です。
実は、前日譚もあったりして。こちらは、1795年と97年のライン河方面の戦闘から、フリュクティドールのクーデター、そして軍の改編までについてです。
(もちろん、新作「汝、救える者を救え『逃げろーーーっ!』」からお読みになっても大丈夫です)
小説を書く為に調べたことを、これから少しずつご紹介したいと思います。ブログでは好き勝手に語っていますが、note さんでは、もう少しマイルドにお話ししたいと考えています。そこから小説にお越し頂ければ……との目論見です。
※お好みの方には、別にBLも用意してございます。R18ゆえ、リンクは張れません。ホームページをご訪問下さい。