読書報告その2 モリエサトシ『親愛なるA嬢へのミステリー』
今月の読書報告です!
今月はモリエサトシさんの『親愛なるA嬢へのミステリー』。
こちらは、講談社さんより出版されている全3巻の漫画になります。
漫画を読書に入れてもいいのか…微妙なラインかもと悩みました。
が、好きなんだもの。仕方ないよね。
このお話は、本が好きすぎる女の子・綾乃と、とある事件から筆を折ってしまった小説家・啓千のお話。
2人は、色々な事件に遭遇するのですがー。
こんな人にオススメ!
ジャンルで言えば女性漫画になるんでしょうか。
………たぶん。自信はないけれども。
青年と少女の組み合わせが好き
ミステリー・サスペンス好き
どこか影のある話・男が好き
物語が好き
他にもあるとは思うのだけど…
この要素にピンと来たら、とりあえず検討すべし。
全3巻なので、場所も取りません。
青年と少女の組み合わせ。まだ少し幼さの残る少女と、落ち着いた大人から始まる物語が好きなのですが、まさしくこれだと思う。
少女がどう変わっていくのか。
それによって二人の関係がどう変わっていくのか、いかないのか…。
そんな二人の関係は、この漫画の魅力の一つだと思います。
ミステリー・サスペンスが好き、についてはそのままですね。
2人は様々な事件に巻き込まれていく。
事件というのは、どうしても負の感情を伴うものだと思っています。まさしく、どこかに影がある。
事件をきっかけに筆を折ることになった啓千もしかり。
その影とどのように向き合うのか。
そして「物語が好き」。
ちょっと漠然としていますね。
上手に説明ができそうにないので、この次の読んだ感想をご覧になっていただければと思います。
大丈夫、ネタバレはしないよう気をつけましたから。
読んだ感想
ネタバレにならないよう気をつけると、ふわっとした感想になるのですが…。
一言で言うと「物語が更に恋しくなる」でしょうか。
皆さまにとって、物語とはどんなものでしょうか。
私にとっては、現実から飛び立ったり、色んな私になったりできるものです。
私は現代日本に生きるしがない人間で、それ以上にもそれ以下にもなれません。だけど、物語の中でなら遠い国、なんなら現実ではない世界にもいける。
文学オタクの女の子になって、小説家のお兄さんと事件に巻き込まれることもできるし、喧嘩して家を飛び出すついでに地球すらも飛び出す女の子にもなれてしまう。
私にとって物語は、そんな存在です。
だけど、物語の存在なんて人それぞれで。
登場人物の多くが、大なり小なり物語と関わっているこのお話。
彼ら、彼女らの物語への関わり方から、自分自身の物語の関わり方を見つめ直すのも素敵な時間になると思います。
そのきっかけに、この『親愛なるA嬢へのミステリー』はいかがですか。
当てにならない次回予告
さて、今回も当てにならない次回予告のお時間がやってまいりました。
確か前回の次回予告では、新撰組史録を読み始めたんですと書きましたね。
まだ読んでます。まるで、学生が勉強するようにメモを取りながら。
なので読み終わるにはまだまだ時間がかかりそう…
次はそうだなぁ。
今回も前回も、小説・漫画という違いこそあれミステリーでしたから、それ以外を読んで紹介したいですね。
顔をあげて本棚を見るとミステリーばかりでした。なんでやねん。
次に目に入ったのは『騎士団長殺し』や『菊と刀』。
長い、ね……1ヶ月で読み終えて、咀嚼までする自信が無いね…。
まぁ、まとめると未定というところでしょうか。
とはいえ、ざっくりミステリー以外がいいなという思いだけはあります。
さて、ここまで読んでくださったあなた!
本当にありがとうございます。
この記事や私が、まだ見ぬ素敵な出会いのきっかけになっていれば幸いです。
それでは、最後までお付き合いくださいました貴方に。素敵なことが起こりますように。
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