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刀ミュってやっぱり面白い!限界オタクの陸奥一蓮の感想もどき

皆さん、こんにちは。せりこです!
もうね、「刀剣乱舞が大好きだ〜!!」と声を大にして言ってしまえと思いましてですね。
えぇ。私は刀剣乱舞が大好きです!!!
ゲームだけでなくメディアミックスの作品も大好きです!
名前をあげることは控えますが、見方が分からないなりに博物館や美術館にだって足を運んだ!!

そんな私、先日大千穐楽を迎えた ミュージカル『刀剣乱舞』〜陸奥一蓮〜 もちゃっかり見ておりまして。
今回のnoteは、その感想になります。
そのため、ネタバレはがっつりあります。ごめん。

また、もしかすると「刀ミュあまり分からないけど読んでみるか」という人もおられるかもしれません(いるのか?)。
そんな方たちのために簡単に説明すると、

過去を変えようと目論む時間遡行軍。
そんな時間遡行軍を止めんとするは、刀より顕現したる刀剣男士たち。
今回の舞台は平安時代初期、陸奥国。
朝廷による、蝦夷征伐が行われていた時代である。
果たして彼らは、歴史を守れるのか?

では。
もはや感想ですらない、まとまりのない文章をどうぞお楽しみください!


土地を広げる戦い、土地を守る戦い

奪う・壊すのと守るのでは、圧倒的に前者が容易い。
考えてみれば確かにそうなのですが、改めて思い知らされました。
きっかけは、阿弖流為の言葉。
そうか、トップをすげかえたら永遠に戦いは続くんだ。
それはどちらにせよ同じだとして…

奪う・壊す側と守る側の戦い。
終わる時は、どちらかが圧倒的な強さで終わらせるか、負けた訳でもないが奪う・壊す側が諦めた時だと思います。
奪う・壊す側は勝つ以外にも「諦める」という終わらせ方があるのに、守る側には勝つしかないのではないか。
えーっと、要するに、奪う・壊す側は勝ち負け以外にも終わらせることが出来るのに、守る側にはそれがない。

これは、刀剣男士も同じ戦いを強いられているのではないでしょうか。
歴史を守るための戦い。時間遡行軍を退ける戦い。
人では無いモノたちの戦いだから、いくらでも兵士は生まれるというおまけつき。
終わりがない、のである。時間遡行軍が諦めるまで、あるいは歴史を変えたいと望むものがいなくなるまで、終わらないのである。
この戦、終わるのか…?

なんとなくだけど、終わらない気がしました。

約束はいつから呪いになるのか

鶴さんの問いでしたね!
彼の中で、なんらかの約束が呪いになっているんだろうな。だからこそ、この問いが出てくるのでしょう。

ということで考えてみました。
私はね、約束はいつか呪いになると思っています。強すぎる約束ほど、呪いになりうる。
それは、約束を叶えられなくなった時に。
それは、約束を叶えるための犠牲を払い過ぎた時に。

約束を永遠に叶えられなくなった時。
陸奥一蓮だと、三日月宗近と鶴丸国永でしょうか。
届かない星に手を伸ばすほど、どうしようもないものはないと。どうしたって過去は変えれないのだから。
刀剣男士においては、過去を変えることはできるのに変えてはならないのだから。
強い願いや約束こそ、叶えられなかった時に強い後悔となり、呪いになるのだと考えます。

約束を叶えるための犠牲を払いすぎた時。
陸奥一蓮だと、阿弖流為と母禮だと思う。覚悟を決めた2人と言うよりは、決め切れる前の2人。
犠牲を払いすぎると、引き返せなくなる。
これだけ犠牲を払ったのだから、叶えなくては、と。
身近な例で言えば、約束とは異なりますが、多額の課金をしたガチャだと思います。
引くことも選べない道は、進むしかできない道は呪いだと思う。

とにもかくにも私は、約束が叶えられなくなった時や、叶えるために犠牲を払いすぎた時に呪いになりうると考えています。
ですがあの本丸の審神者さんは、約束は願いだと言っていました。
その発想はなかった。
たしかに。叶えたい何かがあるから、誰かとそれを共有するのだとしたら。
約束は願いかもしれません。あるいは目標。
だけど、ネガティブな私はこうも思うのです。
強すぎる願いこそ、強すぎる目標こそ、叶わなくなった時が恐ろしいのではないか、と…。

聞くべきか、聞かざるべきか

刀ミュをご覧になった方はですね、「貴方は何を1人で抱え込んでいるんですか!!」や、少し口は悪くなりますが「貴方の口はなんのためにあるんですか!!」と詰め寄りたくなったことがあるのではないでしょうか。
もっとも、刀ミュだけではないでしょうが…。

私はある。何度だってそう言いたくなる。
陸奥一蓮を見た時もそうでした。
やっぱり1人、もとい1振りで抱え込むものには限界があると思うんですよね。
だけど、聞きづらいことってあるじゃないですか。
例えばの話、お友達が一世一代とも思われるような勝負(第1志望の受験など)のあと、落ち込んでたら聞けないじゃないですか…!
そのように、聞辛いことはあると思う。

清光は聞かない方がいい事ってあるじゃんって言ってた。
それに対して、大包平さんは怠慢だって言ってた。

私は、どちらも否定したくない。
というか、大包平さんも「八つ当たりだ」と言っていた辺り、否定したい訳ではいと思う。
そこから1歩を踏み出せない自分にかける言葉として、強い言葉になっちゃったんだろうな。
きっと、話してくれるのを待つのも、聞きたいと言葉にするのもどちらも正しい。
状況によって、正しい方が変わるだけ。
清光と大包平さん。
多分だけど、清光が顕現した時は時が来るのを待つ方が良かったのだと思う。清光がしたみたいね。
それなりに古参と、清光自身で言っていたと思う。おそらくだけど、清光が顕現した時はまだ、例の件から時がたってなかったんじゃないかな。まだ見えない傷口から、ドクドク血が流れてたんじゃないかな。
無遠慮に傷口に触れられた大包わ平が痛がっていたように、あの時に触れようとしたら傷口を悪化させてた可能性もあるんじゃないかな。

だけど今、悪化し切った後というかなんというか。本人(本刀?本柱?)が抱え込んでしまってる今は、外からのアプローチが必要なんじゃないかと思う。
どんな形のアプローチがいいのかは、私に人生経験が足りなくて分からないけれど。
ドアを優しくノックするなり、強くノックするなり、ここに貴方を案じている者がいるのだと伝えることが大切なんじゃないかな。

だから、顕現した頃の清光を怠慢だと思いたくないし、八つ当たりしてしまう大包平さんのことも怠慢だと思いたくない。
イレギュラーなことが起こっている今が、その時だったのだと思うから。

まとまりなくなっちゃったけど、清光の「聞くべきか、聞かざるべきか」の問いはすごく人間らしいと思うし、大包平さんの八つ当たりもすごく人間らしいと思う。
そんな所が好きだな。

なぜ、東北に住む夷狄を「蝦夷」と呼んだのか

もはや刀ミュ関係なくなってまいりましたね。だけど、日本史を習った時からひっかかっていることでもあります。
なぜ、東北に住む夷狄を蝦夷と呼んだのか。
蝦夷と聞いて思い浮かぶ人物が、東北に住んでいた人々以外にもいるはずです。
そう、蘇我蝦夷。大化改新で滅ぼされた人物ですね。
蘇我氏が天皇家よりも強い力を持ったがために、彼らと敵対する人々に滅ぼされた人物です。

大化改新で蘇我蝦夷らが滅んだのは645年。
蝦夷の族長、阿弖流為が降伏したのは802年。
この間、およそ150年。
蘇我蝦夷と、東北の地に住む人々を蝦夷と呼んだことに何か関係はないのか…?
最も、歴史に明るくない私が抱く疑問です。
当然、ほかの方たちも考え、そして研究され、解が出されていることでしょう。

だけどせっかくですからね。
私なりに、考察すべきと思われる点を並べ、のんびり調べてみようかなと思ったり思わなかったり。
以下に、蘇我蝦夷と東北に住んだ蝦夷について考えた時、浮かんだ疑問を並べておきます。
素人なので優しくしてくださいね。
・蘇我蝦夷、当時からそう呼ばれていたのか?あとの時代の人がそう呼び出した可能性を(まぁないとは思うけど)疑っている。
・蘇我蝦夷が生まれた時より蝦夷と呼ばれていたとする。わざわざ、東北に住む人々を蝦夷と呼んだのは、蘇我蝦夷から来ていると仮定する。その場合、朝廷にとって厄介な存在のことを蝦夷と呼び始めたと考える。
私の頭ではこれくらいが限界でした。
調べてみれば分かるかもしれないし、さらなる謎に頭を抱えるかもしれない。
これは、未来の私に託すとしましょう!

少しだけ調べながら書いてるのですが…
不思議に思ったことがもう1つあります。蝦夷はえびすとも呼ばれたらしいんです。
えびすと聞いて思い浮かぶのは、七福神の中の1柱、恵比寿様。音が一緒なんですよね。音だけとはいえ、いくらなんでも同じにするかなぁ。
こちらも疑問に思っていることはあるのですが、上手くまとめられないため未来の私に託します。頑張れ。

まとめ

言いたいことを全部描き切ろうと思えば、おそらく文字数も大変なことになるし、永遠に公開できないので。
いや、あるんですよ。
怒った山姥切国広が、清光のそばに一味か七味をかけまくるあの場面とか、蜂須賀さんの優しい声掛けとか、水心子くんのかわいさとか、大包平さんの真っ直ぐさとか、三日月さんと鶴さんの殺陣とか。
弥比古くんが三日月さんの耳を塞いだあの場面とか。
大好きな場面なんてなんぼでもあるんですけどね。
あとあとあと、2部のかっこよさとかね…

なにはともあれ!
「あっ、見たい。今すぐ陸奥一蓮が見たいよ!!!」というお方。
見逃し配信が、2024年5月10日(金)まで見れますので。
見ましょう。そして考えさせられる1部と、皆笑顔の2部を見ましょう!!

さて、ここまで読んでくださったあなた!
本当にありがとうございます。
よくぞ、オタクが呻くだけの文章にお付き合い下さいました。
それでは、最後までお付き合いくださいました貴方に。
素敵なことが起こりますように♪

追伸
大千穐楽の2部、みんなの笑顔に涙腺が大変やられたことだけは記しておきます。特に三日月さんと鶴さんのデュエットで泣きそうになりました。
あとテンション高めの大包平さんが好きすぎて、どうしようもなくどうしようもなかったことも記しておきます。

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