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途中から鬱日記:えいやっ!の研究

おはようございます!書いたるか。あめすご。眠くはないからたぶん昼過ぎに、いや夕方ごろにはえげつないほど眠くなるけど起きた時間で考えたらまあ当然か。サイクルが前にずれているだけ。5:51、千葉駅から最初の各駅停車が出発するのを待っています。そう言われると、待っているとか言われると眠いような気もしてきます。ちょっと遅いんだよね、始発の時だけ千葉を出るのが。家の最寄駅を出るのはいつもどおり出勤時刻−1時間半、今日だったら7時出勤で5時半なんですが、千葉駅から出る電車の時刻にブレがある。外房線のダイヤは総武線各駅停車との相性をあまり考慮して作ったものではないのかもしれない。今日は5:57発、出勤にちょうどいい時間でいうと50分ちょい前くらい。57分でもまあ間に合うんだけど、気持ちの余裕があまりない。ただちょうどいいときの電車に乗るときは、大抵Yahoo!乗り換え案内で推奨されているものより一本早い電車に乗れているわけなので、単にこれが始発だから仕方がないんだよ、というだけでもある。

雨が凄すぎて、年に1度あるかないかという折りたたみではない傘を持ち歩く日になっている。荷物になるので出来る限り避けたいのだが、今日の降り方を見てしまうと、ドアをガチャっと開けたあとのザーーーーという、あっ…という、真正面から雨を隔てて僕を見ているような視点の錯綜に襲われたとき僕は決断する。いやしゃーなしにまあ、持ってくかと立派な傘を持っていく。せっかく座席に座れても、手で支えていないといけないものが増えていつもより落ち着かない。僕は1番端っこよりも端から3番目くらいの、2.3.2に座席をレーン分けしているあのバーの横に座るのが好みだから、端っこの人なら傘をかけられそうなあそことは距離がある。バーにかけても床に落ちないようには出来るが、取っ手が隣の人の領空を侵すことになるし、結局手で押さえておかなければ現実的な方法とは言えないくらい傘の先端が前へ迫り出して、とにかくかさばる。だからだいたいの人はきっと、足の間に傘を立てて、太ももで挟むような格好をとる。雨に濡れたばかりの傘だとはさむわけにもいかないから、支える手に求められる力と、傘へ向ける意識はより一層強く求められることになる。僕は発見してしまったのだが、傘を杖として使うように、歩いたり立ったりしているときに持つことの多いであろう曲線の部分、座るときはなぜか持とうと思わないその部分をもっと結構楽なんじゃないか。と書いている間にしんどくなってきたので、気分転換にはいいかもよ、と言うくらいにしておく。あるいは僕の座高の高さが手を落とす角度のちょうど良さを演出しているのかもしれない、ちょうど良くはないと今わかったんだけど、いやちょうどいいときもあるともわかったんだけど。

さっき東船橋でやたら人が降りるなと不思議に思っていたら、西船橋だった。人が降りているときに掲示板に表示されている駅なんて、今まさに停まっている駅に決まっているのだが、なぜか次は西船橋ということを示すために表示されているんだと思い込んで、その手前の東船橋に今私はいるのだと勘違いしてしまった。というか西船橋の一個手前って船橋か。たまたまいまどの辺に来てるかな、だいたいこういうとき幕張本郷だな、とモニターをみたら東船橋で、あるいは次が東船橋で、おっ案外進んでるじゃん、とまで言葉にならなかったが、そしてできてもしなかったが、なんとなく印象に残っていたのだろう。また眠くなってきた。

いかん、小岩まできた。もうちょっと進めとこう。今日は駅に着いてから書き進められるか怪しい。そしてなんと、勤務は12時に終わる。朝目が覚める前から、頭は醒めているが目が開いていない時から僕は、バイトが終わったら難しい本でも探しにいこう、とウキウキしていた。勉強の哲学で専門書と研究書と入門書と教科書、このへんでの勉強を進める具体的な文章を読んだので、いま何かしら試したくてウズウズしている。こちらはウズウズ。とはいえいきなりやりたいことをやるのが躁鬱人の鉄則、いや鉄則になんか縛られたらそりゃ苦しいのでなんだ、知恵袋、坂口恭平と神田橋條治の、そこまで脈々と受け継がれ、これからも僕なんかあっという間に通り越して地球が滅びても繋がっている躁鬱人と、それを分かろうとする人たちの知恵袋、その豊かな源泉から得た知識をもとに僕は判断しているのだ。つまり、専門書の背表紙から勉強したい範囲を考える。たぶんこれかっこいい!が原動力であり決め手になって選ぶことになるだろう、それでいい。僕にとって二次的ではない、攻めたつもりも守りにはいったつもりもない、ただの選択、気持ちのいい方へなんとなく向かうための選択というのは、これできたらかっこいいな、である。たぶん。大学も高校もそうやって決めた。絵も字も文章も言葉を覚えるのだって、多分そうやって始めた。おもしろいはあとからついてきたのかもしれない。カッコつけて決めた。これは球磨川禊の括弧つけた喋り方にも繋がる。西尾維新の、かっこいいところだけに向かったあの言葉遊びにも繋がっている。空虚、ではない、空白に満ちているが、故に豊かであるといえるような。空虚が違うのは虚ろであり、いや虚ろはいいのか、中身ががらんどうになっている状態、伽藍堂って書くのか。寺院のお堂のことなのか、なんにせよ音がいい。虚数の虚ってウソってことじゃないのか?うつろでぼんやりしていて、専門的に勉強、研究するのでなければ掴みどころのない存在、それを表現しているのか?またひとつ雑学が増えちゃったね。知らんけど。

おつかれさまです!ままどおるうまい。本買った。早上がりだけど雨だったから本屋にはいけなかった。いや本屋には行った。神保町に行けなかった、だ。偶然できた12時上がりを満喫してやるぞと、暇はいくらでも捻り出せるが、というか暇ベースで生きることを考えているが、こうしてすでに東京に繰り出していることによって交通費を筆頭としたコストの心配が要らない、かつ昼を過ぎてすぐ自由の身になるタイミングはそうそうないということで張り切って総武線を逆方向に少し進み、お茶の水やら水道橋で降りて東京堂書店とか、専門書を扱う古書店についにチャレンジしてみちゃおうなんて起きる前から張り切っていたのだが、これである。もう跡形もなく、潔くひとつの足跡も残さないあの雨、あの雨のせいで僕は今日神保町で難しい本を探すことはできず、たまたま各駅停車の終点だった津田沼駅で、3年ぶりくらいに降りて立ち寄ってみたら外観が想像の3分の1に縮んでいた丸善で、発光という坂口恭平の2011年、東日本大震災を発端として始まった怒涛のツイート集と、Amazonでしばゆー宛に送ろうとして、名前をしばゆー殿宛に設定して注文確定したら領収証がわりに送られてくるAmazonからのGmailに載っていた宛名はしばゆー殿宛様だった。ここまできたらしばゆー殿様にしたいだろうということで、ダブルブッキングになるとお金がもったいないのでキャンセルが確定してから再注文しようとしたのが10月末、そして今に至る。渦中にあるその躁鬱大学をあらためて自分用に買おうと思った。本屋に来たら読みキレないから一度に一冊まで、というマイルールを破りたくなったのと、今日の俺にはこれが必要だと思ったからです。なんやバイトで不具合が起きた。集団的な不具合。これ終わったらあがりってタイミングで入ったレジで、外国人含めた4人組くらいのお客が来はったからいつも通りサービス全開(低気圧ver.)で接客していたのだが、その場で温めたいパンが二つあって、ちょうど手の空いている女の子がこれ温めればいいんですか?ときいてくれたので、今温めているパンを温め終えたら入れ替わりでそれをセットしてもらえたらそんなにありがたいことはないので、お願いしてもいいすかと頼んだ。この時は忘れていた。僕がホットサンドをお薦めしたがゆえにじゃあやっぱこれはやめときますとなった、レジ横のショーケースに冷やしてあったサンドイッチを、まあそのまま戻しちゃって大丈夫です、といえばよかったのだが半分機械的にじゃあこっちでもらっておきますよ、と後ろに下げておいたのだった。その女の子ではなく、直前まで横にいた男の子にはその旨を伝えていたから、なんとなく煮え切らない部分が大きかったのだろう。精算を終えてさあパンが温まっているだろうと振り返ると、一つだけであったはずの暖めて欲しかったパンは、そのままである。あれ?じゃあさっきの問答はなんだと疑問に思ったのも束の間、二つのサンドイッチが目に入る。もはや開封してあるのを確かめたのはおまけのようなもので、うわっと声を出してしまった。こりゃ廃棄だなと割り切ってレジ対応を終えて、女の子はさっきのリアクションが目についたのだろうすみません大丈夫でしたか?と聞いてくれたが彼女も作業中だったしいや、全然大丈夫です!あざます!といったあと少し迷って、すんませんあのサンドイッチもどしのやつでした、と伝えたら、えーー!すみません!と、彼女がそういうことを気に病んだ様子を見せないことに瞬間的に救われた気もしたのだが、とにかく社員のかたには報告しなきゃいけないし、細かに思い出すほどこれ俺だな、案件だったので、案あまり慌てていっぱい喋ると周波数の相性が悪いのか全然要旨の伝わらないことの多い、しかし雑談をたくさん振ってくれて感じのいい社員さんに、とりあえず必要なことだけ伝えようとぱぱっと、お客さんとの間には何も問題ないです!ただサンドイッチが2つ廃棄になっちゃいます!というところまで伝えたら、反応が思ったより深刻そうだった。たしかにサンドイッチは七百円くらいなので、飯の中では一番高い。うわー、と空気の変色を感じ取りながらも上がるしかないので、追加で申し訳なさそうにすることもなくその場を後にして、はー、まあしゃーないなと控え室に置いてある新作のパウンドケーキの切れ端を食っていたら、よかったまだいた、これだけは伝えておきたかった、という様子で3つ上くらいのその社員さんが走ってきて、僕はエプロンを脱ぐ途中だったのと退勤カードを切るためにタブレットを両手で持っていたから、なんともできないような体制になってそのまま話を聞くことになった。伝え方が悪かった、という方向性のミスなのであればちょっと重くとらえてほしい、とのことだった。これ全部聞いてたら鬱になるなと思って終始バリアは貼っていた。でも結構な時間だったのと、そのあとスタッフドリンクをもらいたかったけどあのサンドイッチを買うわけでもないのにいくのもな、とダブルできまずい情景を想像して、プリンの切れ端だけ食べてそのまま帰ることにした。強い雨だから、従業員出口から出た後入り直して、駅前の信号手前まで連れて行ってくれる施設の廊下を使った方が濡れなくてよいのだが、すると働いているカフェの真横を通らなくてはならなかったので今思えば別の経路もあったにはあったが雨に濡れてでもさっさと外に出たかったというのもあって、さっさと外に出て、風も強いせいで瞬く間にビシャビシャになるチノパンを見て、今日の神保町散策は難しそうだな、いやこういうときこそいくのか?なんて逡巡しながらなんでドリンクもらいに行けなかったんだろう、あそこでケロッと顔を出してこそ最近の俺だし、そうすればあの場で上向きな空気を見ることができて応急処置ができたかもしれないのに、と後悔した。でも同時に、いやだめだ、逃げるが勝ちなんだという直観もあった。どちらに偏るのか、僕はただ観察するしかなかった。そのあとただ長く載っていられるからという理由で各駅停車のまま総武線を下って行って、あー本屋にも行けなかったな、でも自然に逆らってもしゃーないしな、となんとか納得しようとしていたら、強制的に津田沼に降ろされた。文章を書く気も起きずに目を閉じて、疲れを癒していたらそろそろいいかな、という感覚があったのでとりあえずめを開いたらどうやらそこが終点らしかった。この時点でもう、思い出の本屋に向かうことは決まっていた。千葉さんの教えをもとに難しい本を探す、哲学のところをあいさつがわりにチラ見して、どれがいいのかわかんねえなとうろうろ何も見つからないような気がして不安になってきたタイミングで、せっかく大学で縁を持ったことだしなと法学のコーナーに向かった。まず憲法からみていった。学部生のころは大嫌いだったから、全然わかんねえしつまんねえから、逆に今見てみるにはいいのかもしれない、わからなさを面白がるという方法論を試してみるにはちょうどいいとさえ言えるかも、と興味も湧いたがとりあえずスルー。一冊これはもっときたい!という専門書が見つからなかった。民法は特に面白そうに見えないので素通り、その先にある刑法のコーナーを見るのは楽しかった。いやいやばかりのテスト勉強だったが、この科目だけは楽しかった。あとは中国語と記号論理学くらい。そういえばこの三つはどれも点数が良かった。脳の形とうまくはまっていたのだと思う。みていてワクワクする本は多かったが、というかやはり僕は刑法に良いフィーリングを持っているのだなとひとまず再認識して満足したのか、いや学問としてみるならまず法学全般の繋がりが載っている本だろ、と思い立って一度は素通りした法学コーナーの法学コーナーに向かった。一冊よさそうな本があったが、基本的なことは捨象して、法学を学ぶと何ができるようになるのかが書いてあります、とのはしがきに(はしがきという言葉をとにかくよく見た、法学分野の特徴かも)、ある種の興味をそそられながらも今求めているものではないなとてを止め、2017年発行の文言を見て棚に戻した。結局坂口研究の続きを行うことにした。僕にしかできないかはわからないが、僕がむっちゃ好きなわりには取り組む母数の少なそうな分野筆頭なので、やってみればいいのかもしれない。さっそく躁鬱大学の、僕はnoteで読んだので見覚えのなかった文庫化にあたってのあとがきで「あなたたちは虫や石にまで優しくしてしまう人間です」「窮屈だなと思ったらすぐにその場を離れましょう」、後者なんか何度も何度も見ているはずだし、まさにこれが頭ではわかっているつもりというやつなのだろうか、ぱらっとめくって数秒で今日のいくつかの迷いが浄化されたような感じがして、もちろんお金は減るわけなので迷ったが、文芸書1冊+文庫本1冊で2500円いってないくらいかな、いってないといいなとお会計してもらったら2400円ちょっとだったので嬉しかった。先月みたいに本に一銭も使っちゃいけないのはつまらないし、寂しいし、その前に企てていたみたいに5000円も1万円も予算を設定するのは身の丈に合っていない感じがしてしっくりこなかったので、ここは都合よく、2500円に設定していくことにしよう。毎月交通費支給込みで手取り13万ちょっと、ボーナスなしという条件に対しては、2500円。ここから単純計算でじりじりあげていくといいんじゃないかと思う。坂口さんは本だけいくらでも買っていいことにしているらしいが、年収が1000万円ちょっととすると、僕の7、8倍?いくらでも、といいつつ2万円くらいじゃないのかな、わからんけどそう認識してみる。彼の予算設定としては実際これを下回ることはなさそうだから、まあざっくり僕の予算も身の丈に合ったものと考えることができる。単純計算。あとは、ついでに書くことでもないが鬱を恐れすぎないこと。わざわざつっこんでいくこともまあないが、鬱になったら死んじまう、と身動き取れなくなっちゃうのもまた鬱みたいなもんで、となるとややこしいが、まあもっと攻めてもいいのかもしれないってことだ。じりじりいくのもいいが。えいやっ!との付き合い方。この辺も研究していく必要がある。固い言葉はガンガン使う。スケールは小さくてもいい。でかくてもいいのか?方がいいということはなさそう。Evernote使い始めてみた。三日坊主用のメモ。がんがん飽きて止めるサイクルを流していく。こちらは公開なしでやってみよう。来年の抱負どうしよう、去年律する、今年やりきる、今年は売るかな、と思ってたけど読むでもいいし、もっと攻めて勉強する、でもいいかも。まあまだ悩んでいよう。悩んで悩んでえいやっ!

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