凄腕寮母に感謝を込めて


おはようごぜーます!朝日が煌々と右斜め前から差し込んできています。僕の家は思っているほど真北を向いているようではありません。真北って堀北真希の熱烈なファンみたいですね。というわけで書いていこうと思います。さあ今日はもちろんチャンピオンズリーグの準決勝の後半戦、ミラノダービーを観てます。この前この試合は試合の立ち上がりから序盤戦が見どころだと書いていたんですが、予想通り見逃してしまいました。起きたら5時15分、試合で言えば55分を回ったあたりでした。しかしその時点では0ー0。あそこの魔法の時間を逃したミランはかなり苦しそうだなーと思ってたらラウタロに決められました。ラウタロマルティネスは、どう評価するか一番難しい選手と言っても過言ではないかもしれません。なんせインテルでの欧州カップ戦、バルサ戦やらミラン戦やら、難しそうなシュートをやたら簡単に決めます。かと思えば、アルゼンチン代表では相当あかんかったです。優勝してなかったら結構しばかれてたんじゃないかと思うくらい不発だった記憶があります。でもこうやって書き出してみると、そこまでの特異性はないかもなと思いました(2トップの一角と3トップの真ん中の違いも大きいし、メッシがいるいないも大きいし、スターリングやベイルみたいに代表とクラブで調子が大きく違う選手も山ほどいる)(それはやっぱり、戦術云々もあるけどやっぱり11人+αで作れるバランスは当然大きく変わってくるだろうから)。ただやっぱり、ラウタロがインテルに在籍しているタイミングが、セリエAが陽の目を浴びてこなかった時代と重なっているのが大きいんだろうなと思います。どれだけ活躍してもある程度「セリエAだから…」となってしまう上に、チャンピオンズリーグどころかアルゼンチン代表でも振るわないとなれば、「お山の大将」みたいな見方をされがちになるのも頷けるかもしれません。でもそこはきっと、今回のチャンピオンズリーグ決勝で証明してくれるでしょう。なんてったって相手はレアルマドリーorマンチェスターシティですからね。ラウタロどころかどの国のどんな選手も、世界で通用することを証明するのに事欠かない機会ですね。まあそれっぽいこと筋道立てて書いてみたんでちょっと疲れちゃいましたが、とりあえずミランお疲れ。30分台のレオン決めたかったな。ベナセル→クルニッチも相当痛手っぽかったけど、この二試合はインテルが明らかに上回っていた気がします。ずーっと2トップの3バックやってますからね。今時なかなか無さそうです。フォーメーションの噛み合わせとかあんまり分かりませんが、インテルが大きくスタイルを変えるとは考えづらいので、決勝一発勝負、チャンスあるんじゃないでしょうか。まさに自分達のスタイルを、矛をひたすら鋭利に研ぎ続けているイメージでしょうか。小さい頃にドラクエ8でククールが使っていた以来みていないレイピアを想像させます。鋭利ゆえにリーグ戦では奮わなかったところも、CLではなぜか優勝フラグになり得ますからね。でも今見たら三位まで上がってきていて、なんならミランが来シーズンのCL圏、つまり四位以内が厳しそうなんですね。だからあんなに降格圏の相手に負けて、ファンにそういうイベントレベルで怒られてたのか。まあインテルに惨敗した後というのもあるし、そもそも降格圏の相手じゃなくても落としてはならない時期だから、要するにめちゃくちゃ怒られるのも無理ないってことですね。僕が想像していたよりめちゃくちゃきつそうなところでサッカーをやっていました。頑張ってほしい。全然ミランは追えていないから、良い時と悪い時の比較すらできません。とにかく硬く守って、シンプルにウイングの縦突破、高い真ん中へのクロスみたいにシンプルに刺す、というイメージくらいです。じゃあナポリ戦は…と深めてみたいところなのですが、憶測だけで話を広げていくには腹が減り過ぎているので飯を食ってきます。
お疲れ様です。朝飯を食うだけのつもりが、ついクソあちいなか引越しのバイトを終えて、サイフに小銭があったら帰りがけにアイスを買って帰っちゃお、なんてウキウキしていたら64円くらいしか入ってなかったので、やむを得ずひたすら日陰を通りながら帰ってきて、真っ先にシャワーを浴び、バイト先の方にもらったさくらんぼゼリーを冷やしてあったのでアイスの代わりに食べたらはちゃめちゃに嬉しいかったし、妹の弁当の余りを冷やしてあったやつも勿体無いから食べようとしたんですが、あっためるのめんどくさかったのでキンキンで食べたら、それでも割と美味いということまで気づいてしまいました。夕飯食ってきます。
夕飯食ってきました。ついでにこの前買った村上春樹特集のBRUTUSを父に薦めてきました。僕はまだ1割も読めていませんが、雑誌だと大々的にそういう読み方ができる気がして嬉しいです。頭から絶え間なく読まなくちゃいけないという圧を、あるいは圧みたいな肌触りの何かを感じてしまうから(多くの場合それは自ら作り出したものだと分かってはいても)、映画や小説が苦手なのかな、と以前も似たようなことを書いた気がするが、そう思う。映画と小説は、必ず中に好きなものがたくさん転がっていることが分かっているのにとっつけていない状況をずっともどかしく思っている。小説に関しては文体に注目して好みを見極めたり、(その具体的な方法とも言えそうだが)エッセイから攻める作戦によって、実体のない「小説という概念」に向けた苦手意識は和らいできました。映画も何か、そういった入り口になり得るものが見つかると良いのですが。でもあれにハマると、ほんとに時間とお金が溶けそうですな。本についてはちょっと図書館が有能すぎるところがあります。骨董品みたいな映画はなかなかサブスクではみられない印象を(本当に)勝手に持っているのですが、どうなんでしょう。例えば黒澤明作品の多くはU-NEXTでしか観れなかった気がします。あとチャップリンはYouTobeの違法アップロードしか見当たりませんでした。あと規模の小さい映画は特定の映画館でしか見れないとなると、2000円か。ちょっとあらゆる面でしんどくなることを予想して、僕の体がそっちへの興味を削いでくれているのかもしれません。とりあえず、小説みたいに映画も僕視点からみた長所、そこからしか得られない栄養、それに気づくまでに幾つかの方法論だったり生活の中での経験を拾っていく作業がこれからある程度約束されているのだと思うと、なかなかどうして今の状態すら悪くはないように思えてくるし、なんなら僕は既に映画が好きです!と言ってしまえるくらいのエネルギーは一時的に溜まってきたかもしれません。しかしそれは、今僕がトイレ休憩を挟んだくらいで消えたように見えなくなってしまうくらい、実態はかすかなのだと思います。それが僕の気分によって濃淡に幅が出ている。映画のみならず、趣味というものに対する僕の意欲は、そのようにして移り変わっているんじゃないかなと、想像してみています。トイレ行ってきます。
トイレ行ってきました。お腹が痛かったです。僕お腹弱いんですよね。幼い頃は外食のあととかによく壊してて、「いいもん食べると腹壊す」なんつって鉄板ネタになってたんですが、ほんと不思議なくらい美味しければ美味しいほど壊しがちなんですよね。脂質なんでしょうか、衛生的に問題なさそうなお店とかでも平気で壊すんで、そっちサイドの理由ではなさそうです。まあ食べ過ぎが一端を担っているというのは間違いなさそうなところですが。今日も2時間以内に夕飯が迫っているのに、勿体無いから昼ごはん用に作られたものをかきこんだし、その直前には帰宅直後だから別としてゼリーは食べたし、一昨日くらいは美味しいからって、すでにそこそこトイレ行きたい状態でヨーグルト食べちゃいました。どちらも似たような腹の痛みから似たような壊し方でした。太りにくい体質は、ほんとに「体質」なんだよってことですね。別に特技でも優れている点でもないという。僕の場合、お腹が弱いというか敏感という表現の方がしっくりきます。というか雑に弱いと言い切ってしまうのは、お腹のほうに思いやりが行き届いてない感じがします。元は良かれと思ってやってるに違いありません。温かい緑茶をティーバッグでいれながら、そのメカニズムをイメージできないかなと考えていたのですが、どうも入口の警備が厳しい、というのとは違うような気がします。大家さん、というか寮母がめっちゃ厳しいみたいなニュアンスに近いでしょうかね。毎日、誰よりも僕を見ていて、必要な栄養なんかもお見通しなわけです。でもこっちはそんな、栄養なんて考えて食べ続けません。美味しいからとか勿体ないからとか、明治末期のアイヌが狩猟をしながら採る食事と比べたら、てんで目的はバラバラです。でもさすがに締めるところは締めろよというか、締めるべきタイミングを逃さないように、恩着せがましくならないようガミガミうるさく彼女は僕たちを導いてくれているのかもしれません。このイメージのせいではなく、僕は元々腹痛があまり嫌いではありません。もう付き合いが長すぎて、ほんとに寮母に痛いところつかれたみたいに、「やべ、またやっちまった」と反省します。それでもずっと言いなりじゃつまらないから、賞味期限切れのものとか、コンビニの駐車場に落としたコロッケパンとか、IHの、ちょっと汚れたまったところに落とした大根をまあ熱するからと一緒にしちゃったりとかして、まあ食べちゃうわけです。でもこういうとき、案外見逃してもらえたりするのが面白いというか、ありがたいんです。寮母が見てるのは「締めるべきところ」ですから、基本はのびのびやらせてくれるんです。こんなに理想的な育児もなかなか体験できるものではありません。母の日、なんか買ってやればよかったかもな。まあこっちの母には食えるものじゃないと届かないし、あんまりカッコつけたもん届けても弾かれて腹痛めるだけなんだけど。何食べたっけな。思い出せないようないつものご飯食べたと思います。僕はそういう寮(どういう寮でも)で暮らしたことがないので、何をしてもらったら嬉しいのかわかりませんが。ただちょっとこれからの付き合いが長そうすぎるんで、なおさらどこに焦点を当てて感謝すればいいんだろう、という気持ちになります。現に、もうノルマは達成したんだよなとか、例えがしっくりきすぎて締め方困るなとか、全然感謝とは関係ないあっちこっちに気持ちが飛んでいってしまっています。そんな自分のだらしなさを認識すると同時に、存在しない誰かから咎められて、不安に駆られそうになっても大丈夫です。僕にはお腹がありますから。たまに、明らかに食べたものが原因ではなさそうな腹痛があります。いわゆるストレス性みたいなものだと思うのですが、それもまた、僕らのリズムを取り戻すのに役立つと感じてきます。トイレに駆け込んで、少しでも痛みが和らげば、不思議と元の不安ごとすらいい方向に進んだような気がしてきます。これはすごいことです。嫌なことに嫌なことを重ねているようで、軌道を修正してくれる存在なんてお腹くらいかもしれません。凄腕マネージャーです。ほんとこれしかいってないけど、いつもお世話になってます。ありがとう。今日も好きに食べさせてもらってる。こういうのは上手くまとまらないって相場は決まってるから、まあ今年もよろしくお願いしますってことで。

2023年5月17日 暑いとちゃんと億劫になる

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