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TO THE TOP -10 years later 5 変化の兆し-

2017年6月10日。
この日は高崎アリーナにいました。
VNLの前進の大会のWorld Leagueという国際大会が開かれていたからです。

2016年OQTで更なる沼落ちした私はそこからたくさんの大学の試合を見に行き、中央大学がインカレで優勝するところを目撃し、Vリーグの試合も柳田さんのいたサントリーサンバーズを中心にたくさん現地に足を運んでみたおかげで、この頃には代表に選ばれている選手がほんのわかるようになっていました。

◾️2017年 日本代表選出メンバー

この年は代表に初めて藤井さん、李さんが選ばれた年でした。Vリーグで見た二人のどこからでもくるクイックのスピードに脅かされていたので、その二人が代表で見られることもとても楽しみでした。
この年は藤井さんが21番の背番号でした。

祐希さんは高崎にはきていたものコンディションの問題で出場時間は限られていました。試合を見ていただくとわかりますが、今とだいぶメンバーが違っています。

私にとって印象的だった試合がこの日のスロベニア戦でした。
今ですら、日本はスロベニアとは相性がよく、試合を見てても負ける気もしませんがこの頃は日本にとってはまだ格上のヨーロッパの強豪国でした。

詳細は上記のリンクにあるのでじっくりと見ていただきたいのですが、ワールドリーグは3つのグループに別れて実施されており、日本はグループ2に含まれていて、グループ1には12カ国(🇷🇸、🇧🇷、🇫🇷、🇮🇹、🇵🇱、🇺🇸、🇷🇺、🇮🇷、🇧🇪、🇦🇷、🇧🇬、🇨🇦)が含まれており、日本は強豪国と今みたいに戦うチャンスもそう多くはなかったのが現状でした。

結果的にこのワールドリーグのグループ2で優勝を果たしたスロベニアに高崎ではフルセットで勝ち切りました。
この時のハイライトは5セット目の柳田さんのサーブでの逆転です。
現地で見てて、アホほど叫んだことを覚えています。
強心臓のビックサーバーとしての存在感をさらに世界にアピールした大会だったと思います。(時間のない方は5セット目のJPN13-14SLOからご覧ください)

その勝利が嬉しすぎて、観戦仲間とワインボトルを開け倒したのは今もいい思い出です。

この試合の驚くべきポイントは相手国のスロベニアにもあります。
来シーズン日本でプレーをするウルナウトを含めて今も活躍している選手が多くコートに立っています。もう、7年も経つので、それもすごいことですね。

まだまだ強くなったとは言い切れない代表でしたが、OQTでの敗戦から、中垣内さん、ブランさん体制に変わり、セッターに藤井くんが選ばれたり、今後の日本代表の基礎になっていく変化が起こり始めた時期だったのかもしれません。

私にとっても何度も、何度も見返す試合になりました。
次に高崎を訪れたのは2021年5月。
東京オリンピック前の紅白戦でした。

チームはまた違う姿になっている未来はまだまだ想像できませんでした。

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