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TO THE TOP -10 years later 1-

 ダイヤモンドみたく 硬度上げた絆で 

「PHENIX by BURNOUT SYNDROMES」

VNL決勝戦。
フランスに勝って、優勝したかったけれど、勝利の女神は日本チームに微笑みませんでした。
最後は僅差で取れなかったセット。
それでも、このチームはオリンピックイヤーに国際大会で47年ぶりに銀メダルを手にしました。

藍くんを欠いても、準々決勝、準決勝、そして決勝戦を堂々と戦い抜き、銀メダルを取ったことを悔しいと言えるチームがそこにありました。
祐希さんが代表に選ばれてから約10年。
勝ちきれなかった時代をへて、ここにたどりつきました。

私が祐希さんを見つけたのが2015年。
その時は19歳で。
若さ溢れる躍動感のあるプレーに驚かされた私はすっかりバレーボール観戦オタクの扉をあけ、翌2016年のOQTでその夢の切符をつかめなかったその姿を見て、彼が未来に何を手にするのかをこの目で確かめたくて、深い深い沼に落ち、ずっと追い続ける中で新しい推しを追加しながらここまで辿り着きました。

「オリンピックで金メダルを取る」という目標の達成を信じられるチームになっていることが本当に今はただ嬉しくて。
それを口にしても、荒唐無稽とは今は誰も思わないチームを長い時間をかけて作り上げててきたからでもあり。

これから先もきっと私はバレーボールの日本代表チームを応援していくことは変わらないと思うけれど、大きな大きな一つの区切りがやってくることはもう避けようのないこと。それを思うともう今から涙が出そうだったりもするのですけれど。

「ダイヤモンドはダイヤモンドにしか磨けない」というようにこのチームのひとりひとりがキラキラと輝くダイヤモンドの原石としてそのチームに加わって、お互いに切磋琢磨しあってきて。
その過程でこのチームに関わってきた全ての誰かがかけてもこのチームというダイヤモンドはこんなに輝くことがなかったのかもしれないと思っています。

これから20日後に始まるパリオリンピックという最高の舞台で彼らの壮大な冒険の物語の仕上げを見る旅の準備を私もしなければと思いながらも、その時間が来て欲しいという期待と、永遠にこのドラマが続いて欲しいという葛藤を抱えながら、ここに存在していています。

はい、まだまだ準備には時間がかかりそうです。

そして、この10年、私が追いかけてきた物語をぼちぼちとオリンピックまでに書き上げられたらなと思っています。いつも通り途中で挫折するかもしれなくても。

言葉にすることがとてもとても難しくて、この記事1本を書くのにいつもの5倍くらいの時間がかかっていても。

私もゴールに辿り着けるといいな、と思っています。
ぼちぼちとお付き合いくださいませ。


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