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Homme fatal - 人生を変えた男たちの話をクリスマスに寄せて-

クリスマス感の全くない夜を空港のラウンジで過ごしている。
2時間後くらいには機上の人になっているはず。

羽生くんを追いかけるようになってからクリスマスは全日本選手権のある場所にほとんどいた。
スケオタにはクリスマスはないと思っていた。
しかもこのスケート界にとってこの全日本選手権はオリンピックや世界選手権への出場枠をかけた痺れる試合だったので、クリスマスは決戦という印象しかなくて。

彼が引退し、テレビでフィギュアは見るものの遠征をすることは減って。
(羽生くんのアイスショーで時々、どこかへ行くくらいで)

今年はその代わりにイタリアへ行くことに。
そう、別に沼の推しに会うために。

羽生くんのスケートは今でも好きでこれからもきっと変わらず好きでいると思うけれど、私は何かを成し遂げるために自分の人生を賭けて挑む男が好きで、応援したくなる体質を持ってて。

結果的に羽生結弦と同じように私が応援したくなった男たちの戦う姿を見たくてイタリア。彼らの今の主戦場がイタリアだから。

スケオタ人生に突入し、どこが会場でも行ける限り現地観戦にチャレンジしたせいで、推しを追いかけるために海外に行くことになんら疑問を思わない人生に突入しました。羽生くんを追いかけ始めた時、日系のIT企業でワーカーホーリックな日々を過ごしていたはずなのに。

有給休暇が取りやすい会社を選び、遠征費を手に入れるために外資系を選び、しまいにはイタリアに出張から足を伸ばして寄りたいからヨーロッパを本社とする会社に転職した。
筋金入りのオタクです。

今、私のオタ活の中心にいるのは「龍神NIPPON」というバレーボール日本代表チームであり、そのキャプテンでOHの石川祐希さん、その対角を担うOHの髙橋藍くんです。

最初に祐希さんを発見した時は彼は19歳で、白くて細かったけど、コートの上で見せてくれた躍動感や無敵感に驚いてすぐ沼に落ちた。2016年のOQTで辛い敗戦を目の前で見た時に、ここから彼がどんな風に這い上がっていくのか、未来をどのように変えてみせるのかを最後まで見届けたいと深い、深い沼に落ちた。

そこからバレー沼に落ちる速度は加速度を増し、いつか石川祐希を見るためだけにイタリアに渡航するという最後のステージに飛び込んでいた。

2012年に羽生結弦沼に落ちた私は2016年に石川祐希沼にも落ち、そして2021年には高橋藍沼にも落ちた。

この間スペースでお話をしていた時に、なぜ、藍くんを推すようになったのか?という質問にはストレートに答えれられなかったけれど、この3人に共通してる資質は何かとんでもないことを見せてくれるかもしれないという期待感であり、その期待を裏切らない成果を見せてくれるところなのかもしれないと思っている。

羽生結弦はオリンピックで二つの金メダルを取るという偉業を見せてくれた。(それ以外にもたくさん、たくさん記録を作ったり、新しいことにチャレンジして成し遂げたりしたけど)

石川祐希はイタリアリーグで長く戦い続け、日本代表を強いチームにし、とうとう今年はVNLという国際大会でメダルをとり、長年勝てなかったブラジルに勝ち、念願だったオリンピックの切符を自力で取り切るという姿を見せてくれた。

その強いバレーボール男子日本代表のもしかしたらラストピースだったのは髙橋藍だったのかもしれない。

そして石川祐希と高橋藍、そしてバレーボール日本男子代表は来年のパリオリンピックでメダルを取ると公言してて。彼らがそのためにどうやって強くなっていくのだろうをつぶさに見たくなってしまって。あらゆるリソースを集中して彼らを生で見る決心をして。

11月は出張から足を伸ばして観戦に行き。
12月は年末年始の休みを使って現地に飛び。
2月は2人の対決を見にふらっと現地に行く予定が、スペインへの出張が入ったおかげでほぼ2月をヨーロッパで過ごしより多くの試合を見る予定を組んでいる。

まあ、おバカですよw。
冷静に考えるとどうした?私?と思っていたりもするのですけど。

こんな偶然が重なる時は波がやってきた時だと信じることにしてて。
きっと表彰台に上がる彼らの全てを目に焼き付けておけと神様が言ってると信じてる。

なので、多少の無理や無茶をしてもそこに行こうと決めた今シーズン。
彼らのような「運命の男」に出会っちゃったこんな人生も予測がつかないけど面白いよ。

そんなストーリーをつぶさに見るために今日も冒険に出ます。
Merry X’mas !

オタ活人生は神様がくれた最高のプレゼント。
思いっきり楽しみます。

皆さんにとっても良いクリスマスになりますように。


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