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Prelude to Episode 2 -Padova vs Milano-

本当ならこの試合は現地観戦したかったです。
今の会社に転職して、運よく11月初旬にイベントがドイツであると聞いたときに期待値は膨らんだのですが、残念ながら諸々の事情で現地に行くことも、足を伸ばしてイタリアに行くことも実現しませんでした。
やっぱり他力本願はダメだったと反省中です。

自分の人生の舵を切るのは自分だったな、ともう一度、思い直すのでした。

そんなわけで自宅観戦が決定したわけですが、今シーズンの🇮🇹リーグが始まって以来、ずっとずっと楽しみにしてきた1戦ですので、全てを整えてその瞬間を迎えたいと思っています。

今年のイタリアリーグでの最初の二人の対戦は想像していたお互いの立ち位置とは違う感じで迎えることになりましたね。

祐希くんはイタリアに入ってからの怪我の影響でフルでコートに立ったのは最初の2戦と直近のペルージャ戦の3戦にとどまっています。怪我はつきものとはいえ、こういう出だしは想像をしませんでした。
また、Milanoは今年も大幅にメンバーが変わっています。新しく加入した選手たちも世界選手権を経て、チームに合流していますので、チームとしての形を作るには少し時間が足りていないかもしれないなと言う印象を試合を見ていて持ちました。
その中でも新戦力でコートに立っているメルガレホ(🇨🇺OH)、ミラド(🇮🇷OH)、ロセル(🇦🇷MB)は試合を重ねるごとに本来持っている力を出し始めている気がします。
みなさんもそうだと思いますが、アジアの宿命のライバルのミラドと祐希くんの対角で二人が笑顔で会話しているシーンなんてイメージしづらかったと思うのですが、それが実現するのが🇮🇹なんだなと言うことも改めて感じつつ。

ペルージャの試合でStarting 6に戻ってきた祐希くんでしたが、まだ調子は上がりきっていない印象でした。「石川祐希」はこんなもんじゃないよ、と見ながら思ってました。

一方で、藍くんについては一本記事を書きましたが強豪のモデナ、ルーベを相手にフルセットで2連勝、そのMVPが彼という派手なスタートになりましたね。
去年、Milanoと対戦した時は彼はピンク色のリベロのユニフォームを着ていたのに。
残留のために仕方のない選択だったとは思いますが、せっかく、祐希くんと戦えるのにと残念に感じていたのではないかな?と思います。

今年はシーズン最初からイタリアに渡り、スタメンを勝ち取り、結果を残し、チームにも頼りにされる存在になりつつあるのかな?と感じています。

私たちはエピソード2でやっと、龍神NIPPONの対角の二人がコートを挟んで戦うOH対決が見れるわけです。
楽しみすぎて、もう、ね。

祐希くんの言葉からはPadovaには勝つ、相手に藍くんがいようがいまいが、勝つという気持ちが滲み出ていますし、藍くんも今の自分がどのくらい祐希くんと戦えるのかを知りたくて全力でぶつかってくるんじゃないな?と思うとヒリヒリした試合展開になる予感しかしなくて、多分、前日は眠れないんじゃないかとも思ったりしています。

藍くんにとってずっと祐希くんは遠く前を歩いている存在だったはずです。
その先輩にどのくらい自分が近づけたか、ネットを挟んでそれを証明するチャンスは彼にとってはこのイタリアリーグしかありません。一方、祐希くんにとっても時には同じコートに立つ信頼できる後輩であっても、一歩も譲る気はなさそうです。

お互いはサーブでお互いを狙っちゃうのかな?とか、
ブロックの時に駆け引きしてきちゃうのかな?とか、
祐希くんを目の前に藍くんはフェイクセットとかしちゃうのかな?とか、
祐希くんが巧みな技で藍くんのディフェンスを交わすのかな?とか、

もうね、妄想し始めたら止まらないわけですよ。
まだ、何も始まっていませんが、私の脳内では既に二人の対戦シュミレーションが始まってます。
妄想、楽しい。

どちらもこの試合に勝つために自分のパフォーマンスのスイッチを入れて望むんだろうなと思うと壮絶な試合展開ですよね、きっと。

そんなワクワクした日本人同士の対決を去年に引き続きイタリアリーグで見れることは本当に嬉しくて。日本の男子バレーが新しい時代に突入してきたんだなを実感しています。

試合は11月13日(日)23:30からです。
あともうちょっと、待ちましょう。

そんな妄想をより駆り立ててくれたのはこの雑誌でした。
電子版なので、買おうと思えば買えます。
ちょっと工夫が必要なので、困っている方がいたらお声がけくださいませ。

日本の媒体ではなかなか実現しない、祐希&藍の対談記事が4Pにわたって紹介されています。もちろんイタリア語ですが。



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