ECHO - First Match as Outside Hitters 4-

試合は強烈だったんで、終わった瞬間、放心状態でした。
どっちのコートにも好きな選手がいるときは本当にしんどい、見るのはしんどい。だって何に喜んでいいのかわからなくなるんですよね。
だからそれぞれの振る舞いというよりは、一つ一つのプレーとその結果に注目しようとするので余計に脳みそを使うというか。

まあ、そんな風に披露困憊でしたが、そんな私の目に次に飛び込んで来たのは祐希くんと藍くんが楽しそうにお話してる姿でした。

さっきまであんなにバチバチだったじゃないですか、と思いながらこれが彼らの流儀なんだろうなと思いました。
勝負は勝負。
だけど終われば同じ目標を持った同士というか。

どっちもとっても楽しそうでした。
日本から約10,000Kmも離れた場所で、同じ目標を抱いて、同じリーグで戦う日本人がいること、お互いにとっても心強いんじゃないかな?
日本語でお話できるし、同じ体験をしたからこそわかる感覚も共有できたりするでしょうし。
「日本人対決」がイタリアの地で実現することは祐希くんの念願でもあったんじゃない?西田くんとの最初の対決のときにそう言ってた気がして。
(勘違いだったらごめんなさい)

そういえば去年だって、西田くんとのマッチアップも日本人対決と煽られたし、VBTVも結構騒いでた気がするのに、なんか今年はちょっと違ってた気がする。

でも、まあ、私も含めて外野はどうでもいい。

本人たちは試合を全力で戦って、プレーすることを楽しみながら、終わったら、ご飯を食べながらエンドレスにお話して。
でも、やっぱり次に戦うときはやっぱり負けたくないんだよね、お互いに。

すべてが「少年ジャンプ」じゃん、と思うのは私だけじゃないはず。
こうして2人は切磋琢磨しあって、それぞれ成長して新しい武器を手にして、次の代表シーズンはまたすごいプレーを見せてくれるのかと思うと日本人対決わるくないじゃん、と思いました、私はね。

誰かもTLで言ってたけど、もっともっと日本人選手がイタリアリーグに行って、リーグ中に何度も日本人対決があったら、流石にそう言われなくなりますよね。そういう世界線があるのかどうかわからないけど。そうなって、日本が強豪国なんていわれる未来はやってくるかしら?

それは少し先の未来かもしれませんが、2人の活躍のおかげで2人の試合が普通にニュース番組に取り上げられるようになったんですよ。昨日の対戦は夜も朝のニュースでも取り上げられましたしね。
すごいことじゃないのかな?これは。

彼らはちゃんとプロアスリートとしてただそれぞれチームに貢献するだけでなく、バレーボールをたくさんの人に知ってもらうというミッションにも成功してるんだなと。
それは自分たちと同じような未来のバレーボール選手のためだということも意識してるのかもしれないね。

そんな2人の次の対戦は2月。
こんどこど、こんどこそ(そろそろ狼少年になりそうだからちゃんと現地にたどり着きたい)その熱を現地で感じたいです。
ちゃんと準備しよう。

時にライバル そしていつも同志
高め合いたどり着く 未知の境地
勝ち負けよりも大切なこと 教えてくれたのは君だから
僕らを待っている人の為 すべてを出し切るんだ
その先きっと Gathering  together 繋がってくから

「ECHO」- by Little Glee Monster 

おわり。
(よかった、たどり着いた)

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