タイの最低賃金が400バーツ(1652円)へ。日本終了のお知らせ

はい。釣りタイトルです。
タイの最低賃金は都県によって異なり、最高354バーツ(約1462円)、最低328バーツ(約1355円)ですがあくまでも日給であり時給ではありません。
日本が東南アジアと比較して貧しくなっていると言いますが、日本で2時間働いた分を稼ぐためにはタイ人は1日以上働かないといけないわけです。(あくまでも最低賃金での比較ですが)
さすがにこの金額はタイ人にとってもかなり厳しいので、現与党のタイ貢献党は最低賃金を400バーツに、27年までには600バーツに上げようとしているようです。(この金額も払えない企業は多いらしく、実現性については議論があります)

さて、日本の若者が「日本は終わっている東南アジアに脱出しよう」という声に踊らされてタイへの移住を決意した場合、どのような生活が待っているのでしょうか?

僕が一番好きなタイ在住youtuberがバンコクでのコールセンターで働いた場合のシミュレーションを上げていたので参照してください。
ちなみにこの動画で紹介されている給料3万バーツ前後(約12.4万円)というのはタイの大卒初任給が2万バーツから2.2万バーツ程度であることを考えると決して悪くはありません。
何も知らない日本人を騙して連れてきているわけではなく、特殊な技能のいらない職業の賃金水準はシンプルに低いということです。(それでもある程度の金額に見えるのは今の円安の異常さを感じます。)
この金額で暮らせるのかについてはタイ人が暮らせているのだから節制が必要なものの暮らせなくはないという印象です。
病院に行くお金がないので病気にかかったら詰むリスクがあるのと、日本に帰る費用を貯めるのもままならないので当面帰れない覚悟が必要な点は注意が必要でしょうか?
しかし、日本でフリーターをやったりボーナスや昇給がほぼ見込めない派遣社員・正社員をやったりするような環境であれば選択肢としてはなくはないのかなと思います。一生コールセンターで働くのは止めておいた方がいいと思いますが、タイ語や英語を身に付ければ4万バーツ、5万バーツもらえる仕事への道も開けてきますしね。
ただ、海外に出て異文化に慣れつつ、外国語を覚えてキャリアアップをして行ける人は日本にいてもそれなりに経済的には成功できそうな気がするんですよね。海外に出られる人でも日本に留まって頑張る方が分のいい賭けなのかもしれません。
とはいえ、海外の空気がとても合う人、海外にいた方が力を発揮できる人はいるとは思いますので、人生の夏休みができたときにまずは1ヵ月くらい滞在してみて海外との相性を確かめてみるのもいいかもしれませんね。タイでも30日以内の滞在であればVISAは不要ですし。
僕は当面パタヤにいるので来たら飲みましょう。

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