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自分から進んでやるには

宿題を始めたけど、たった5分でやめてしまった。

これは、我が家の息子あるあるです。
勉強が苦手で、学校からもらってきた宿題は
その辺に「ぽいっ!」

やる気がちっとも見られません。

やる気を出してもらうために、
宿題が終わったらアイスを食べることにしました。


翌日から、息子は宿題をやってくれました。
暑い日が続いたのもあって、アイス効果は絶大でした。

ですが、

次の週、アイスのストックがなくなってしまい
ご褒美のアイスを準備できませんでした。

すると、

その日、宿題をやらなくなってしまい
「いいから宿題をしなさい」と怒鳴ってしまいました。


行動するための○○○

ある日、息子が朝から静かにしていたと思ったら
昆虫図鑑を読んでいました。

本を読むのが苦手で
音読も一苦労だった息子が

昆虫図鑑を1時間も読んでいたのです。


驚きのあまり、息子に「どうしたの?」と
聞いてしまいました。

帰ってきた言葉が、「虫が好きだから」

確かに、散歩や公園で遊んだ時も
虫を見つけては、捕まえて虫かごに入れていた。


そうか、好きなことなら
やる気 が出て、続けられるんだ!!


やる気を出すための動機づけ

動機づけには「内発的動機づけ」と「外発的動機づけ」があります。

内発的動機づけとは、物事に対して興味や探求心など
自分の内側から湧いてきた楽しさなどで、やる気を引き出す。
長期間かかるが自分の内側から湧いてくるので、持続しやすい

外発的動機づけとは、「ご褒美シールがほしい」や「叱られたくない」など
外部からの働きかけによって、やる気を引き出す。
すぐに効果が出るが外部からの働きかけがなくなると行動はやめてしまう


関心があったり、好奇心で取り組んだりした時は、
いつまでも集中してやっている。

ご褒美がないときや叱られないとわかった時は、
やらなくなってしまうので内発的動機づけが大切でした。


内発的動機づけを高めるために

重要な3つの心理的欲求
「自律性」「有能感」「関係性」


自律性とは
 自分の行動を自分自身で決めたいという気持ち

 自律性を満たすために子どもにできること、例えば
 服を選ぶ時に、「どっちの服にする?」と問いかけ決めてもらう


有能感とは
 課題を目の前にして、自分の力でやってみたいと感じる気持ち

 有能感を高めるために小さな成功体験を積み重ねていく
 例えば、子どもが鉄棒にぶら下がれた時「できたね!」と声かけする


関係性とは
 人を思いやり、人から思いやりを受けたいと感じる気持ち

 関係を良くするために、信頼関係を気づきましょう
 挨拶をしたり、感謝の言葉を伝えたり子どもと尊重し合いましょう


「人とつながっていること」

このことを実感できると子どもは安心し、
さまざまなことに挑戦するようになります。

挑戦した時には、褒めてあげましょう。
その時に大切なのは、

結果ではなく努力した過程を褒めること
やった後すぐに具体的に褒めること
他人との比較ではなく、過去のその子自身と比較し褒めること


子どもが自分から「やってみたい」と言ってきた時は
内発的動機づけから行動しているので

子どもの言ったことを受け止め、その気持ちを認め
始めさせてあげてください

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