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右手と左手の対話【セルフリペア・セルフセラピー】

【大切な人の死などショックが大きくて、心が追い付かず、とにかく無気力だし、眠くて仕方ないときは。】

をまずはお読みください。

この記事で書いたように、過去の出来事であまりにもショックが大きかったことで感情に蓋をしてしまい、”いまだ流されてない涙”や”表現できていない怒り”があるといった、”癒やされていない出来事がある”と感じている。さらに、自分と向き合うために何かやれる方法はないか探している人に向けて書いています。


内なる対話で感情をあぶり出す前準備

必要な道具やもの

  • ノートやメモ帳などなぐり書きしてもいいもの

  • ペンなど書けるもの

  • 一人で行える集中できる空間

ルール

  • 右手(利き手が逆の人は左手)にペンを持つときは、今の自分が「セラピスト」か「憧れの人」になりきって、頭に浮かんできた文字を書く(なぐり書きで良い)

  • 逆の手にペンを持ったときは、過去の傷ついた自分が思っていること、思い浮かんだ文字を自由に書く(なぐり書きで良い)

  • 自分で決めた時間内に、さまざまな感情が出てくることがあります。それらの感情を止めようとしたり、大袈裟に表出したりする必要はありません。あくまでも自然体で。溢れてきた感情にびっくりすることがあるかもしれませんが、自然としずまっていきますので自分の感情を慌てずに見守ってください。

右手と左手の対話(セルフ・リペアレンティング)の手順(ブログ記事の抜粋)

①自分と向き合う時間を決めてタイマーをかける(一回につき、45分以内)
過去の体験とアクセスするとき、必ず時間を決めて行うこと。
ネガティブな経験にアクセスし、感情を解放することは大切なことですが、ダラダラやってはいけません。
一番大切なのは、今、目の前にある生活です。
あなたに本当に癒しをもたらしてくれるのは、その生活の中で起きてくるということを忘れないでください。
セルフセラピーは、本当の癒しが訪れるようにするためのスイッチみたいなものです。
スイッチは入れるだけでいいですよね。そういうことです。


②セルフセラピーをする間は、「セラピスト」か「憧れている人」になりきる
セラピストになったことがないという言い訳はナンセンスです。
本当に素晴らしいセラピストは、ミヒャエル・エンデの「モモ」だと思っています。
その「モモ」の大切な要素は、【共感】であり、誰にでも備わっている能力です。
傷ついた自分の心を一番理解できるのは、自分自身なのですから。
あるいは、「憧れている人」になりきるというのもいいです。
「憧れている人」とは、自分のことをこの人に聞いてもらいたいなと思える人です。


③傷ついている自分を「セラピスト」か「憧れている人」になりきって労う
まずは、過去の自分を心を込めて労ってください。
過去の自分のいけなかった部分に焦点を当てる前に、
まずは、心をこめて労うのです。
上記の【練り消しゴム】の話を思い出してください。
まずは、温めてあげたりほぐしてあげるのです。


④過去の自分と対話する
今の自分は「セラピスト」か「憧れている人」になりきり、
過去の傷ついている自分との対話をする。

やり方の詳細は記事下↓
【右手と左手の対話】




⑤タイマーが鳴ったら、感謝を伝えてセルフセラピーをやめる
タイマーが鳴ったら、中途半端に感じても一旦やめてください。
やめる前に、過去の傷ついている自分に感謝を伝えてください。
自分への信頼を失わないために、必ずやってください。
感謝を伝えたら、自分の目の前に広がっている景色を見て赤いものを探してください。
どんな音が聞こえてくるか、耳を澄まして聞いてみてください。
そのようにして意識を今ここに戻してください。


⑥立ち上がって、好きな飲み物を飲んで5分以上ゆったり過ごしてください。
まずは、立ち上がって身体をのばしてください。
そして、好きな飲み物を飲んで一息ついてください。


⑦この対話で、気づいたことを1つ以上必ずかきとめてください。
気づきノートを用意して、気づいたことを書きとめておきましょう。

セレンディップHPより

【右手と左手の対話】をはじめる前に

手順はいたって簡単です。
試しに3分間だけやってみるのもいいと思います。
どのワークも同じですが、
セルフ・リペアレンティングは一人きりで内なる色々な自分と向き合うことが大前提です。
慣れていないと、やっていることに照れてしまったり馬鹿馬鹿しさを感じたりすることがあります。そういうときは、一旦やめて、違う機会にチャレンジしてみてください。

コツは、
「セラピスト」や「憧れの人」になりきること。
過去の傷ついた自分を、大切な人と会話するように扱うことです。

【右手と左手の対話】の手順

  1. ノートを開いて、深呼吸します。

  2. 「セラピスト」か「憧れの人」になりきって、傷ついた過去の自分に聞きたいことを利き手でノートに書いてください。

  3. その返事は利き手の逆の手で、ノートに書いてください。

  4. 2、3を繰り返しましょう。自分で決めた時間内行っていきましょう。

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