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傳通院(でんづういん)

神楽坂に光石という名店がある。
15年ほど外苑前にお店があったが、去年神楽坂に移転したお店で、暗証番号で入店する完全予約制・完全紹介制・会員制のお店だ。

店主の中村さんは、椿山荘フォーシーズンズの和食の料理長だった方。
正統派の懐石料理が頂ける。

今日は、その光石の食事を光石ではなく、傳通院の書院である「智光庵」にていただくというスペシャルなランチ会。
光石オーナーの大西社長のお力添えも頂き、なんだかすごい会と相成った。

傳通院は徳川家康の母、於大の方はじめ、徳川家の女性たちが祀られていることから、女寺と呼ばれている。(徳川家の男寺は増上寺。)
本日は、そんな於大の方にちなんだ「於大御前」

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三河国の芋川(現刈谷市)で食されていた、芋川うどんという全粒粉を使った平打ちのうどんも再現いただき、食べることができた。
この芋川うどん、きしめんの原型になったと言われ、群馬の「ひもかわ」うどんはこの芋川が訛ったらしい。

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明治時代に一度途絶えてしまったが、刈谷市の地域おこしグループが試行錯誤の末の2007年に復活に成功させた幻のうどんである。

食事の前には本堂で、阿弥陀様や浄土宗のお話(ワタシほんっと、こういう事知らずに生きてきたから、めっちゃ興味深かった。)を聞いてからの食事。

シャンパンからの熱燗。

この辺りから神楽坂の芸妓衆(げいこさん)ご入場。
お酒をついで貰いたいためだけに、グラスを飲み干すワタシ。(汗)

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指先まで身のこなしが美しく、日本人に生まれて良かったと感じる瞬間だった。

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最後にむかごごはんが出てきた。
京都では時々出てくるけど、東京で食べるのははじめて。

こういうちょっとした食べ物から季節の感じるのって素晴らしいなぁ、と

二重にも三重にも季節、日本というものを五感で感じることのできた素晴らしい機会だったなぁ。

主催したワタシが一番楽しかった。
ご参加いただきました皆様ありがとうございました。

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